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東京皇帝☆北条恋歌1 (角川スニーカー文庫) (2009/01/31) 竹井 10日 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:竹井 10日
イラスト:要河オルカ
出版:角川スニーカー文庫
初版:2009/1/31
世界観:現代、学園
主要人物:高校生、美少女
ジャンル1:ラブコメ
ジャンル2:三角関係
キーワード:三角関係、恋人は皇帝、奥様は宰相、妹はブラコン、クラスメイトは文学少女、20歳
対象:オタク向け
◆あらすじ(amazonより抜粋)
「そうだ。学校へ行こう!」東京皇帝・北条恋歌は親友にして東京帝国宰相の南徳原来珠が皇泉学園に転入することを知り、「面白そうだから」と自分も学園へ通うことに。だが、天然ボケな彼女の行動に学園は一気に大パニック!来珠のフィアンセ・一斗やブラコン気味な一斗の妹、さらに軍司令長官まで巻き込み、事態は帝国史上に残る大騒動に!?超VIP少女たちによる恋の専制主義が始まる!独裁的学園ラブコメ、スタート。
◆評価
総評:不作
総点:42
ストーリー:2
文章:4
キャラ:5
意外性:6
世界観:4
テンポのよさ:7
オリジナリティ:4
ネーミング:3
背景:3
イラスト:6
その他:続く……一巻で終わらないのかorz
◆書評
最初に忠告しておくと、この作品は一巻で完結していません。なぜか、つづくという形で締めくくられています。
まず作者の竹井さんの説明から入ります。
竹井10日さんと言えば、代表作「秋桜の空に」「ひまわりのチャペルできみと」ですね。最近ではらきすたのノベライズを手がけていました。
ノベライズはオリジナルではないので置いておきます。
竹井さんの作品は基本的な世界観がシリアスです。シリアスな世界にいきなり甘甘なキャラクターが闊歩しています。むしろシリアス過ぎて、普段のキャラクターたちがぶっとんだ性格になっているのかもしれません。そんな世界観があるんだからキャラクターもシリアスにならなければいけない場面があるわけですが、ギャップが強すぎる印象があります。キャラ自体は嫌いじゃないんですが、どうもついていけません。
そして、竹井さん3年ぶりのオリジナル作品「東京皇帝☆北条恋歌」です。
内容はラブコメとしています。ラブコメと言いましても、ギャグ要素が強いです。要するにパロが多い。コメディだから何でも許されるよという空気でぐんぐん押し進んでいきます。俺もこの空気を読んでいろいろと突っ込むべきポイントを見失いながら読みふけりました。そして、最終章。そのとき、今までのラブコメディ空気が一転、シリアス空気へと換気されてしまいました。急展開すぎて、ついていけないのですが、残り数ページでしたから読み終えることができました。
そしてそのまま「つづく」で締めくくられます。意外性は抜群です。ただ、これが作者のご都合主義と捉えられなかった場合です。イミワカンネーヨと言われてしまえばそれでお終いですが、続きはどうなるの……と思わせることができているし、作者の思惑通りなのかもしれません。
作中には多くのオタネタが組み込まれています。ほとんど分かりやすいネタばかりですので、どんな方でも楽しめると思います。
キャラクターは萌えテンプレをそっくり移してきた感じ。というか、タイトルの北条恋歌は活躍しないのですね。北条恋歌はシリアス担当なのでしょうか。よく分かりません。
テンポのよさとイラストは高評価です。オルカというクジラの名前を知って、キャラの名前にしようと思ったら要河オルカさんというイラストレーターがいて、がっかりしたことがこの絵師さんを知るきっかけでした。
とりあえず、シリアス展開が読みたいので続刊も購読しようじゃないですか。
最初に忠告しておくと、この作品は一巻で完結していません。なぜか、つづくという形で締めくくられています。
まず作者の竹井さんの説明から入ります。
竹井10日さんと言えば、代表作「秋桜の空に」「ひまわりのチャペルできみと」ですね。最近ではらきすたのノベライズを手がけていました。
ノベライズはオリジナルではないので置いておきます。
竹井さんの作品は基本的な世界観がシリアスです。シリアスな世界にいきなり甘甘なキャラクターが闊歩しています。むしろシリアス過ぎて、普段のキャラクターたちがぶっとんだ性格になっているのかもしれません。そんな世界観があるんだからキャラクターもシリアスにならなければいけない場面があるわけですが、ギャップが強すぎる印象があります。キャラ自体は嫌いじゃないんですが、どうもついていけません。
そして、竹井さん3年ぶりのオリジナル作品「東京皇帝☆北条恋歌」です。
内容はラブコメとしています。ラブコメと言いましても、ギャグ要素が強いです。要するにパロが多い。コメディだから何でも許されるよという空気でぐんぐん押し進んでいきます。俺もこの空気を読んでいろいろと突っ込むべきポイントを見失いながら読みふけりました。そして、最終章。そのとき、今までのラブコメディ空気が一転、シリアス空気へと換気されてしまいました。急展開すぎて、ついていけないのですが、残り数ページでしたから読み終えることができました。
そしてそのまま「つづく」で締めくくられます。意外性は抜群です。ただ、これが作者のご都合主義と捉えられなかった場合です。イミワカンネーヨと言われてしまえばそれでお終いですが、続きはどうなるの……と思わせることができているし、作者の思惑通りなのかもしれません。
作中には多くのオタネタが組み込まれています。ほとんど分かりやすいネタばかりですので、どんな方でも楽しめると思います。
キャラクターは萌えテンプレをそっくり移してきた感じ。というか、タイトルの北条恋歌は活躍しないのですね。北条恋歌はシリアス担当なのでしょうか。よく分かりません。
テンポのよさとイラストは高評価です。オルカというクジラの名前を知って、キャラの名前にしようと思ったら要河オルカさんというイラストレーターがいて、がっかりしたことがこの絵師さんを知るきっかけでした。
とりあえず、シリアス展開が読みたいので続刊も購読しようじゃないですか。
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