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電撃文庫発売のライトノベルだ。
作者のおかゆまさきと言えば、『撲殺天使ドクロちゃん』で評を得た作家である。
『撲殺天使ドクロちゃん』と言えば、ドクロが一番印象に残る作品だ。「これがキャラクター小説!」と言っていいほど、突飛したキャラクターで物語を面白くしている。ただ、物語の構成面においてはありきたりなものばかりが多く、一発屋と言う異名を捧げたい。
おかゆ氏は、マンガ『森口織人の帝王学』とメディアミックスさせて今作を発表した。マンガの方は後日評価させてもらうとしよう。期待の作家、らしい。
では、前作と今作を比較して見よう。
【書評】
物語は大まかに分けると二つ。敵が二人いるのでそのような構成になっているのだろう。物語としては、友達のいないお嬢様と普遍的な男子高校生が出会う。まさに、王道ラブコメ。しかし、またデジャヴが僕を襲う。『乃木坂春香の秘密』ではないか? お嬢様で人には言えない秘密があって、そのせいで悩んでいる。で、ひょんなことから主人公が秘密を知ってしまい、二人の関係がより親密なものとなっていく。これが王道。だが、『秘密』というところに着目していただきたい。『森口』の方はありえない能力でしかもいまいちぱっとしないヒロイン。『乃木坂』はヒロインがしっかり立っていた。
キャラクターにおいても、ドクロのような『コレ』といったキャラは登場しない。キャラが弱いのだろう。そして、ちりばめたはずのギャグも逆に滑る始末。
文章は、だな。。。一応おかゆ氏はプロであり、そこそこの文章は書けるのであろうが、この作品はすべて偉い人に向けて言うような語り口調で読みにくい。丁寧語があったと思えば、謙譲語だ。ついでに語り部の主観までもが混入してしまう。それと括弧の使い方が変。(あいうえお(かきくけこ))のように括弧内に括弧が含まれている。三人称を書きたいのなら、せめて動作を表す括弧と心情描写を表す括弧に分割して欲しかった。
どうやら、次回作も書いているらしい。僕は、次回作を買うつもりはない。
ちょっと次回はやめたほうがいいんじゃないですか、おかゆ殿。
作者のおかゆまさきと言えば、『撲殺天使ドクロちゃん』で評を得た作家である。
『撲殺天使ドクロちゃん』と言えば、ドクロが一番印象に残る作品だ。「これがキャラクター小説!」と言っていいほど、突飛したキャラクターで物語を面白くしている。ただ、物語の構成面においてはありきたりなものばかりが多く、一発屋と言う異名を捧げたい。
おかゆ氏は、マンガ『森口織人の帝王学』とメディアミックスさせて今作を発表した。マンガの方は後日評価させてもらうとしよう。期待の作家、らしい。
では、前作と今作を比較して見よう。
【書評】
物語は大まかに分けると二つ。敵が二人いるのでそのような構成になっているのだろう。物語としては、友達のいないお嬢様と普遍的な男子高校生が出会う。まさに、王道ラブコメ。しかし、またデジャヴが僕を襲う。『乃木坂春香の秘密』ではないか? お嬢様で人には言えない秘密があって、そのせいで悩んでいる。で、ひょんなことから主人公が秘密を知ってしまい、二人の関係がより親密なものとなっていく。これが王道。だが、『秘密』というところに着目していただきたい。『森口』の方はありえない能力でしかもいまいちぱっとしないヒロイン。『乃木坂』はヒロインがしっかり立っていた。
キャラクターにおいても、ドクロのような『コレ』といったキャラは登場しない。キャラが弱いのだろう。そして、ちりばめたはずのギャグも逆に滑る始末。
文章は、だな。。。一応おかゆ氏はプロであり、そこそこの文章は書けるのであろうが、この作品はすべて偉い人に向けて言うような語り口調で読みにくい。丁寧語があったと思えば、謙譲語だ。ついでに語り部の主観までもが混入してしまう。それと括弧の使い方が変。(あいうえお(かきくけこ))のように括弧内に括弧が含まれている。三人称を書きたいのなら、せめて動作を表す括弧と心情描写を表す括弧に分割して欲しかった。
どうやら、次回作も書いているらしい。僕は、次回作を買うつもりはない。
ちょっと次回はやめたほうがいいんじゃないですか、おかゆ殿。
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