蒼海ガールズ!

蒼海ガールズ! (GA文庫) (2009/08/15) 白鳥 士郎 商品詳細を見る

◆基本データ
著者：白鳥 士郎
イラスト：やすゆき
出版：GA文庫
初版：2009/8/15
世界観：異世界、海洋、戦艦
主要人物：10代〜20代の女性船乗り
ジャンル１：ファンタジー
ジャンル２：海洋モノ
キーワード：男の娘、女装、皇子、王女、外交
対象：オタク向け、海洋モノが読みたい人向け

◆あらすじ（amazonより抜粋）
内容紹介
ようこそ! 私たちの船へ!!
あの娘のハートに片舷斉射! 男女比 1:200の船上で繰り広げられる「ボーイ・ミーツ・ガールズ」ストーリー!!

「きみはこれから女になる」
「え? え……えええぇ?」
国を追われて海を漂流していた皇子シューフェンは、アラミス王国の軍艦ビシャスホースに拾われる。だが、少女ばかりの乗組員で構成されたこの船には、厳正なルールがあった。すなわち「男子禁制」。
男とバレたら死刑になってしまう状況で、艦長から提案されたのは、持ち前の可愛さを生かして女のフリをすることだった! 少女たちから可愛がられたりセクハラされたりしつつ、果たしてシューフェンは自らの秘密を守りきれるのか!?
男女比 1:200の船上で繰り広げられる「ボーイ・ミーツ・ガールズ」ストーリー開幕!

内容（「BOOK」データベースより）
「きみはこれから女になる」「え?え…えええぇ?」国を追われて海を漂流していた皇子シューフェンは、アラミス王国の軍艦ビシャスホースに拾われる。だが、少女ばかりの乗組員で構成されたこの船には、厳正なルールがあった。すなわち「男子禁制」。男とバレたら死刑になってしまう状況で、艦長から提案されたのは、持ち前の可愛さを生かして女のフリをすることだった!少女たちから可愛がられたりセクハラされたりしつつ、果たしてシューフェンは自らの秘密を守りきれるのか!?男女比一対二〇〇の船上で繰り広げられる、ボーイ・ミーツ・ガールズストーリー開幕。


◆評価
総評：駄作
総点：３３
ストーリー：５
文章：２
キャラ：４
意外性：３
世界観：２
テンポのよさ：３
オリジナリティ：３
ネーミング：４
背景：３
イラスト：３
その他：ライトノベルにしては珍しい海洋モノ。

◆書評
　駄作と評するには相応の理由があります。
　特に文章と世界観において、読みづらかったり、分かりにくかったりするものが多々ありました。
　キャラクターの数は多いですが、書き分けてあります。ただし、一人のキャラを多く書くことはなく、まんべんなく書いています。ハーレムモノですから、それも仕方なしと思いますが、小説として見ると物語に不必要なキャラが多すぎるとも受け取れます。それに文章の書き方も相まって、だれがなんという名前だったのか覚えられませんでした。（とある飛空士への追憶の影響で、ファナとファムがごっちゃになりました）
　世界観は戦艦が闊歩しているのにも関わらず、平和です。世界観や設定に矛盾があるように思います。ファンタジー世界だとしても魔法は一切登場しません。昔の西欧諸国を想像しながら読みました。
　意外性、オリジナリティは王道ストーリーゆえに感じられるものが少ないです。
　微妙を極めた本だと感じます（？）。