■「2009年ベスト／ワーストアニメ」

　面白そうな企画なので参加。
　いや、ベストとかワーストとか順位つけたりするのは嫌いなんだけどね。

　アニメ（ブロガー・twitterアニメクラスタたち）の饗宴、あるいは2009年アニメベスト／ワーストのススメ

○今年見たアニメ一覧
　全話視聴済みのみ。放送日順です。
　なお、◆が付いているものはアニメ映画。

ホワルバ前半
まりあ†ほりっく
明日のよいち！
鉄腕バーディーDECODE:02
獣の奏者エリン
MAJOR第5シリーズ
鋼殻のレギオス
けいおん！
バスカッシュ！
東のエデン
初恋限定。
名探偵コナン漆黒の追跡者◆
交響詩篇エウレカセブンポケットが虹でいっぱい◆
涼宮ハルヒの憂鬱２期
星の願いをCOLDBODY+WARMHEART
川の光
エヴァ破◆
青い花
化物語
CANAAN
プリンセスラバー！
宙のまにまに
狼と香辛料?
東京マグニチュード8.0
ポケモンダイパアルセウス超克の時空へ◆
サマーウォーズ◆
星に願いをFantasticCat
センコロール◆
にゃんこい！
けんぷファー
ホワルバ後半
生徒会の一存
聖剣の刀鍛冶
犬夜叉完結編
そらのおとしもの
乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪
11目
DTB流星の双子
青い文学
空中ブランコ

　以上です。
　今年のアニメはディズニーを含めないと、２００とちょっとほどです。そのうちの４０ほどしか私は見ていなかったんですね。その中でも良作と評判の作品を見落としているので、３話で切る私のスタンスもまだまだフシアナさんです。

○ベスト候補
　良作だと思ったものを列挙。

まりほり
鉄腕バーディー
けいおん！
初恋限定。
エヴァ破
化物語
CANAAN
宙のまにまに
サマーウォーズ

　この９作品。あとは俺の好みじゃないとか。あと、親と一緒に楽しんだ作品とか高得点。友達と見に行ったり、価値観を変えてくれた作品など、今後の人生に影響を及ぼすレベルの作品とも出会えました。やっぱり若いうちに多くの作品に触れることは大切です。

○ワースト候補
　駄作だと思ったものを列挙。

ハルヒ２期
わっち２期
けんぷ
11目

　この４作品。本来ならば、駄作なんて言いたくないのですが、期待を裏切られた感と意味不明だった作品です。俺もよく最後まで見れたな……。
　どうして駄作が出来るのか。それはストーリーが未完であったり、伝えたい事が明確に伝えきれていない演出に問題があるのでしょう。これは監督不行き届きとしか言いようが無く、続きは映画でやろうという視聴者を裏切る行為、原作無視のオリストーリーで視聴者を置いてけぼりにする行為は許されません。仮にも原作を見てる人にも悲しくないようなアニメを作って欲しい。
　また、意味がわからないけど、声優が良かったり、厨二病が良かったりする作品は論外と言うものです。
　というか、私の好みに合わない作品なんて作るんじゃねえ（どんだけス…
　しかし、ここで名前すら上がらない作品こそワーストアニメなのではないだろうか？

○ベスト３

サマーウォーズ

あらすじ（wikipediaより抜粋）
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界、OZ（オズ）。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。
さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。

感想（サマーウォーズ より抜粋）
　話が盛り上がるたびに、背筋からぞぞぞーっと鳥肌が立ち、後頭部の毛は逆立ってしまう。映画が終わる頃には髪型が変わっていてもおかしくない構成だった。
　製作は「時かけ」と同じマッドハウス。アクションシーンが多いことは特徴的な点だ。「時かけ」とは違う方向で感動を与える作品。
　あっちが涙なら、こっちは汗だ。熱くなれる。


初恋限定。

あらすじ（BS11より抜粋）
アナタは、　恋をしたこと、　ありますか？
うまくいくことばかりじゃない
まちがうこともあるかもしれない
でも初めて出会った恋する気持ちは
私たちを未来へ運んでいく
五人の中学二年生
そして　三人の高校一年生の女の子たちの初恋の瞬間を
恋愛コミックの旗手、河下水希が鮮やかに描いた
初恋限定。‐ハツコイリミテッド‐
観終わった時　アナタは　彼女たちに　恋をしている。

感想
　ジャンプアニメは糞と言われますが、この作品はいい意味で期待を裏切ってくれました。
　初恋にまつわる話にはコメディがありつつも、中学生らしく一直線な想いが伝わります。
　６話以降、神回が続くのも特徴。
　原作では打ち切りとなっているにも関わらずアニメ化に至ったのはこうした面白さがあってのことです。また、それを活かしてくれたJ.C.STAFFは本当にアニメをまとめるのが上手です。
　良作には２つある。ひとつは根っこから傑作な作品。もうひとつはよくまとめられた作品。これはよくまとめられた作品で今年いちばんの出来だったと言えよう。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.

あらすじ（公式サイトより抜粋）
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ。
大きな運命を託された14歳の少年の物語は、ここから未知の領域へ突入する。
綾波レイと人気を二分するヒロイン、アスカがエヴァンゲリオン2号機に乗って参戦。加えて魅惑の新ヒロイン、マリが登場する。
謎の敵性体“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオン仮設5号機の参加で、さらに激しくエスカレートしていく。

感想
　先程述べた、良作は２つある論。エヴァ破は根っこから傑作な作品に当たる。どんなによくまとめた作品であろうと傑作には適わない。傑作とはアニメ自体の評価はもちろんのこと、視聴者が多くファンも沢山擁する作品のことを言う。さて、それは最近のアニメでエヴァ以外にありえただろうか、いやありえない。今なお越えることの出来ない壁となるエヴァはさらなる新展開を迎え、技術を兼ね備えた現代アニメに打ち勝つのだ。
　過去を越えること。それは全ての作品に言え、全ての製作者の課題である。
　破と称するように、物語にも新キャラクターを加え、破壊を試みる。果たして、この破壊というテーマは社会にまで及んだかと言うと、素直には頷けない。まずまず、と言ったところである。
　２００９年に破壊は出来なかった。２０１０年にはどのような展開を魅せてくれるのだろうか。
　それでも私の人生観を一変した作品には違いないのである。

○ワースト３

　該当する作品はありません！

　アニメはだれかが楽しめればそれでいい。だれでも、たったひとりでも楽しめればそれでいいじゃない。
　わっちもハルヒもキャラが好きだったし、けんぷや11目はイミフ過ぎてそれが逆に愉快でした。だから、それでいい。人には人の楽しみ方がある。
　俺は嫌いなものを作りたくない。誰かを嫌えば、同じ分だけ誰かに嫌われるような気がするだろ？　俺は仮にも作品を作る人間だ。だから、作品を嫌うようなことは絶対にしてはいけない。作品に俺が嫌われる、なんてことは物理的にもありえないかも知れないけど、作品は心を宿しているかもしれない。いや、俺たちが心を宿させるのかも知れない。だから、そんな作品を嫌うことは自分を嫌うことと同義なんだと思うよ。

　人が嫌いなんじゃない。人の行いが嫌いなだけだ。
　本当に憎いヤツができたその時は、俺がいちばん憎たらしい奴なんだろうなあ。