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何を今更宮沢賢治? って感じですけど、美的センスとか雰囲気とか大切にしながら小説を書きたいんですね。そう考えると宮沢賢治辺りが妥当かなって思ったわけです。
面白い、っていう表現は外側の輪郭だけをなぞったみたいな味もそっけもない言葉だしなあ。
どこがどういう風に面白いとか、僕自身の感想を並べて見ようかな。
【感想】
いきなり一文目から、
>小さな谷底を写した二枚の青い幻灯です。
不思議な言葉たち。雰囲気が綺麗だったりする。
いきなり物語りに引き込まれるのは言うまでもない。
名前がいいなぁと思ったのは、
>クラムボン
つか、これしか出ないしな。
小学生の頃、やまなしを国語の時間にやった時は、「クラムボン・・ぷぷぷ(笑)」だったのに、今考えて見ると不思議な印象といい蟹等の言葉遊びにはもってこいのよさらしい。ちなみに、開設の欄には
>クラムボン 意味不明
とかいてある。こういう響きがいい名称をつけたい、喋らせたい。
魚をとるかわせみにこわいこわいという兄弟も家族のほのぼのさを感じさせてくれる。
さいごの『やまなし』が落ちてくるシーンも綺麗だった。
やはり、これは文章を書く力、技術的なものではなくて感覚的なものです。つまり、美的センスです。
これを見習って、銀河鉄道の夜まで一気に読み進めたいと思う。
美的ナンセンスの僕には無理かな..._〆(゚д゚*)
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