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◆基本データ
著者:有川浩
デザイン:鎌部善彦
出版:角川文庫
初版:平成二〇年六月二十五日
ジャンル:SF
◆評価
ストーリー:5
文章:4
キャラ:5
意外性:3
総評:A
その他:
◆あらすじ(より抜粋)
高度二万メートル――
そこに潜む“秘密”とは?
『図書館戦争』の著者が放つ超弩級エンタメ。
特別書き下ろし「仁淀の神様」も収録!!
200Ⅹ年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは――すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタイテインメント!!
◆書評
ほんとにいい作品だ。
なんというかこの本の最後にある新井素子の書評があるので説明要らなくねってなるわけだけど私が思ったことを書いていきたい。
まず面白すぎてグラグラきたところは、圧倒的な能力差のある人間と白鯨の対立だ。白鯨には防衛型というものが存在し、それらは人間を駆除しにくる。そうでない型もあり、話は収束へそして展開する。
これは薦めたい本にランクインしても過言ではない。というか薦める。
光稀には萌える。
キャラ配置が塩の街に似た印象を受けた。
展開もそうだ、塩の街らしい。
こっちは主人公が二人いるけど、いずれ一つになるので一組というくくりでいいだろう。
塩の街には『入江』という主人公たちに対立してくるキャラクターがいる。空の中には『真帆』という主人公たちに対立してくるキャラクターがいる。主人公たちもさほど変わらず、塩の街では自衛隊(陸軍)だ。空の中では(海軍)。まだ読んでいないけど海の底では海軍がでるそうだ。三部作だからね。それでもキャラポジは似てる。
イチバン安定するポジションなのだろう。私は文句ない。
さーて海の底、読みたくなってきたなあ。