涼宮ハルヒの憤慨

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫) (2006/04/28) 谷川 流 商品詳細を見る

◆基本データ
著者：谷川 流
イラスト：いとう のいぢ
出版：角川スニーカー文庫
初版：2006/4/28
世界観：現代、学園
主要人物：高校生
ジャンル１：ＳＦ
ジャンル２：部活動
キーワード：ハルヒ、長門、編集長
対象：一般向け

◆あらすじ（amazonより抜粋）
涼宮ハルヒが暇を持て余してたらそれこそ天地が逆になる騒ぎだろうが、むやみに目を輝かせてるのも困った状況ではある。それというのも生徒会長なるお方が、生徒会はSOS団の存在自体を認めないなどと言い出しやがったからで、意外な強敵の出現にやおら腕章を付け替えたハルヒ“編集長”の号令一下、俺たちSOS団の面々はなぜか文集の原稿執筆などという苦行の真っ最中なわけだ。天上天下唯我独占「涼宮ハルヒ」シリーズ第8弾。

◆評価
総評：佳作
総点：７０
ストーリー：６
文章：９
キャラ：９
意外性：６
世界観：６
テンポのよさ：７
オリジナリティ：８
ネーミング：６
背景：６
イラスト：７
その他：※点数も情報操作されています

◆書評
　涼宮ハルヒシリーズの第８巻だから、つまり角川を滅亡に追い込む問題作の一つ前の作品です。
　内容は二つの中篇で構成されています。
　ちなみに谷川さんの文章はとても好きですが、影響力が強すぎます。早く続編が読みたいです。

◆編集長★一直線！
　古泉がハルヒを飽きさせないために用意したシナリオです。
　内容はキョンの過去話。
　それ以外は特にＳＦっぽいこともありませんでした。
　語り部の面白い地の文こそがこの作品の良さ際立たせています。それを抜いたら、面白くない作品となっていたでしょう。

◆ワンダリング・シャドウ
　かなりＳＦっぽい物語です。
　情報を蓄積するウイルスを発見し、手に入れる物語です。
　９巻の伏線にあたる作品です。
　改めて考えると、そこまで面白いわけでもなかった気がします。宣伝やら人気に影響されてしまいます。これは情報操作ですよ、間違いなく。
　長門が可愛いことは常識です。

　実はハルヒは全巻読んでいないのです。無意識にアンチに周っていたということなのでしょうか。
　随時、読んで行きたいと思います。