R-15 こんにちは、ぼくの初恋

R-15 こんにちは、ぼくの初恋 (角川スニーカー文庫 217-2) (2009/10/01) 伏見 ひろゆき 商品詳細を見る

◆基本データ
著者：伏見 ひろゆき
イラスト：藤真拓哉
出版：角川スニーカー文庫
初版：2009/10/1
世界観：現代、学園
主要人物：高校生、天才
ジャンル１：コメディ
ジャンル２：恋愛
キーワード：三角関係、テスト、協力、友情
対象：中高生向け

◆あらすじ（amazonより抜粋）
芥川丈途は天才エロ小説家である! 先輩に頼まれ、クラスメイトの鳴唐吹音でエロを書こうとしたら、書けない。なぜだっ! と苦悩する丈途だが、一番大切なものを賭けての「才能テスト」への強制参加が決まり!?

◆評価
総評：不快作
総点：２４
ストーリー：１
文章：４
キャラ：３
意外性：１
世界観：３
テンポのよさ：２
オリジナリティ：３
ネーミング：３
背景：２
イラスト：２
その他：地雷入りの靴

◆書評
　つまんないです。
　あまり内容も頭に入ってこなかったので、そう感じてしまったのかもしれませんが、俺を物語に引き込まない作品が悪い。
　大切なものを奪われ、取り返すお話。主人公は挫折しまくりますが、美少女と戯れるとひょいっと治ってしまいます。あんまりスムーズ過ぎて、ご都合主義な気がしてしまいました。
　途中にポルノ小説が混じっていますが、靴は無駄に文字を凝りますよね。ああいうのらいとのべる的には面白い試みかもしれないけど、内容が面白くないから滑っているように思います。滑稽ならまだしも、笑えません。
　キャラも世界観に立っていない感じがします。一巻以上に良い作品は生めないようです。内容もそこまで惹かれる設定でもありませんし、ネタも尽き果てていると思います。あとがきではネタは尽きていないと言いますが、キレの悪いネタを披露されても苦笑するしかありません。
　さすが靴文庫だと改めて感慨深く思いました。