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ほうかご百物語〈6〉 (電撃文庫) (2009/10/10) 峰守 ひろかず 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:峰守 ひろかず
イラスト:京極しん
出版:電撃文庫
初版:2009/10/10
世界観:現代、学園、伝奇
主要人物:高校生、妖怪
ジャンル1:ラブコメ
ジャンル2:伝奇
キーワード:妖怪、幽霊、画家、人狼、和み系、変態主人公、百物語、ケモノ少女
対象:俺向け、中高生向け
◆あらすじ(e-honより抜粋)
新しい学年に進級した僕たち美術部は、目下新入部員を募集中。そんなとき、美術室に金髪ぽわぽわ美人のニコが現れる。彼女は自分を画家だと名乗り、僕のことを“弟子”にしたいと言い出した!世界的に有名な画家ニコからのスカウトに喜ぶ僕だったけど、経島先輩の策略で、ニコを慕う新入生フィルと弟子の座をかけて勝負することになってしまう。しかも、なぜかイタチさんはフィルのことを気にかけている様子で…!?ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語第6弾。
◆評価
総評:良作
総点:77
ストーリー:8
文章:8
キャラ:10
意外性:7
世界観:7
テンポのよさ:8
オリジナリティ:7
ネーミング:7
背景:5
イラスト:10
その他:作者がぐんぐん上達中
◆書評
俺が注目中の作家、峰守ひろかずさんの最新作です。彼は小説の技術やセンスをどんどん上達させています。一巻と比べるとその差を感じることが出来ます。難点を言えば、刊行速度が若干遅いことですかね。4ヶ月おきに発売されるのですが、できれば3カ月おきに発売したほうが読者の続刊を読みたい意思が冷めにくくなると思います。また、メディアミックスもされる気配はありませんし、注目度も低いままです。「ミミズクと夜の王(第13回電撃小説大賞・大賞受賞)」と「アクセル・ワールド(こっちは第15回)」を知っていても「ほうかご百物語」を知っている方は少ないと思います。ただ、ライトノベルらしいライトノベルですし、ライトノベル初心者には向いている作品ですね。
さて、今回も新キャラ登場です。新キャラが毎回出ていますが、レギュラーキャラの影が薄れないことには作者の技量を窺えます。まあ、来るか来るかとは思っていましたが西洋妖怪の登場です。ですが、今回は今までの巻でいちばんパッとしないラスボス(?)だったと思います。ラスボスとしての脅威が小さかったこともそうですが、真一やイタチさんの活躍を大きく取り上げていたのであまり強そうな敵とは感じませんでしたね。それでも、西洋の妖怪ですし、また何かの伏線もありますし、それなりに楽しめると思います。伏線は「八岐」、八岐大蛇でも出るのでしょうか。一話一話に面白いシーンが散りばめられていて、それの中にも伏線が隠されているこの作品。日常シーンがなにより面白いです。
狼と更新料で笑いました。こういう風にパロネタをひとつだけに絞って、上手い場面で使うことがパロネタの上手な使い方だと思いますね。まあ、仮面ライダーとか特撮ネタは俺は詳しくないから笑いのツボが掴めんのだけど、特撮のネタが多いらしいですね。真一の語りが面白いので最後まですらすらと読めてしまいます。
良い点は日常シーンが面白いこと。日常シーンの練習がしたいワナビはとりあえず読め。一巻から6巻(だいたい4巻くらいでもいい)を読んでみて、日常シーンがどう描かれているか模写をしてみるといいですよ。
意外性を求める小説でもありませんが、それなりに次の展開を待ち望める構成です。けっこう、次の展開を予想しずらいし、物語に引き込まれちゃうしで調子が狂いますが(笑)
イラストで笑ったのは久しぶりです。イタチさんの構える剣には「大好きだイタチさ」と記されていて、羞恥プレイを浴びさせています。ピュアかわいいイタチさんも顔を赤らめてしまうので、にやにやできて面白いです。でも、イタチさんの心が真一に接近しているのに、真一はイタチさんの心に気づいていませんよね、たぶん。7巻目では夏休み前〜夏休み辺りを本にすると思います。夏といえば祭りの季節。伏線「八岐」も神らしいので、そろそろ最終決戦も間近なのではと推測しています。もちろん最終決戦があるということはイタチさんと真一の心がぐんと近づいてくれてもおかしくないでしょう。
サブキャラ同士の絡み合いも増えてきましたし、最終決戦を終えた後にはスピンオフなどが刊行されるかもですね。俺的には生徒会長と御崎のスピンオフをいちばん見てみたいですな。
7巻はおそらく2月頃発売でしょう。待ち遠しぃ――!
俺が注目中の作家、峰守ひろかずさんの最新作です。彼は小説の技術やセンスをどんどん上達させています。一巻と比べるとその差を感じることが出来ます。難点を言えば、刊行速度が若干遅いことですかね。4ヶ月おきに発売されるのですが、できれば3カ月おきに発売したほうが読者の続刊を読みたい意思が冷めにくくなると思います。また、メディアミックスもされる気配はありませんし、注目度も低いままです。「ミミズクと夜の王(第13回電撃小説大賞・大賞受賞)」と「アクセル・ワールド(こっちは第15回)」を知っていても「ほうかご百物語」を知っている方は少ないと思います。ただ、ライトノベルらしいライトノベルですし、ライトノベル初心者には向いている作品ですね。
さて、今回も新キャラ登場です。新キャラが毎回出ていますが、レギュラーキャラの影が薄れないことには作者の技量を窺えます。まあ、来るか来るかとは思っていましたが西洋妖怪の登場です。ですが、今回は今までの巻でいちばんパッとしないラスボス(?)だったと思います。ラスボスとしての脅威が小さかったこともそうですが、真一やイタチさんの活躍を大きく取り上げていたのであまり強そうな敵とは感じませんでしたね。それでも、西洋の妖怪ですし、また何かの伏線もありますし、それなりに楽しめると思います。伏線は「八岐」、八岐大蛇でも出るのでしょうか。一話一話に面白いシーンが散りばめられていて、それの中にも伏線が隠されているこの作品。日常シーンがなにより面白いです。
狼と更新料で笑いました。こういう風にパロネタをひとつだけに絞って、上手い場面で使うことがパロネタの上手な使い方だと思いますね。まあ、仮面ライダーとか特撮ネタは俺は詳しくないから笑いのツボが掴めんのだけど、特撮のネタが多いらしいですね。真一の語りが面白いので最後まですらすらと読めてしまいます。
良い点は日常シーンが面白いこと。日常シーンの練習がしたいワナビはとりあえず読め。一巻から6巻(だいたい4巻くらいでもいい)を読んでみて、日常シーンがどう描かれているか模写をしてみるといいですよ。
意外性を求める小説でもありませんが、それなりに次の展開を待ち望める構成です。けっこう、次の展開を予想しずらいし、物語に引き込まれちゃうしで調子が狂いますが(笑)
イラストで笑ったのは久しぶりです。イタチさんの構える剣には「大好きだイタチさ」と記されていて、羞恥プレイを浴びさせています。ピュアかわいいイタチさんも顔を赤らめてしまうので、にやにやできて面白いです。でも、イタチさんの心が真一に接近しているのに、真一はイタチさんの心に気づいていませんよね、たぶん。7巻目では夏休み前〜夏休み辺りを本にすると思います。夏といえば祭りの季節。伏線「八岐」も神らしいので、そろそろ最終決戦も間近なのではと推測しています。もちろん最終決戦があるということはイタチさんと真一の心がぐんと近づいてくれてもおかしくないでしょう。
サブキャラ同士の絡み合いも増えてきましたし、最終決戦を終えた後にはスピンオフなどが刊行されるかもですね。俺的には生徒会長と御崎のスピンオフをいちばん見てみたいですな。
7巻はおそらく2月頃発売でしょう。待ち遠しぃ――!
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