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俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
(2010/01/10)
伏見 つかさ

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◆基本データ
著者:伏見 つかさ
イラスト:かんざき ひろ
出版:電撃文庫
初版:2010/1/10
世界観:現代、学園、オタク
主要人物:高校生、後輩女子(腐持ち)、後輩女子(邪気眼持ち)
ジャンル1:コメディ
ジャンル2:青春
キーワード:オタク、腐女子、ゲーム研究部、共同ゲーム制作
対象:男性向け、オタク向け

◆あらすじ(amazonより抜粋)
「じゃあね、兄貴」―別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。…別に寂しくなんかないけどな。そして新学期。平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。「おはようございます、先輩」俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“妹”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼遣い”の少女と対峙する。“稀少能力”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ…!!“日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる―。

◆評価
総評:凡作
総点:61
ストーリー:6
文章:7
キャラ:6
意外性:5
世界観:5
テンポのよさ:8
オリジナリティ:6
ネーミング:5
背景:7
イラスト:6
◆書評
 シリーズ買い。
 電撃文庫が今押してる人気作。
 ドラマCD化が決定し、キャストも発表された。

高坂桐乃/竹達彩奈
高坂京介/中村悠一
黒猫/花澤香菜
沙織・バジーナ/生天目仁美
田村麻奈実/佐藤聡美
新垣あやせ/早見沙織
来栖加奈子/田村ゆかり
メルル(星野くらら)/田村ゆかり

 まー、なんだか普通のキャストかな。
 沙織に期待。

 容のほうは相変わらずコメディとしていて、キャラ同士の掛け合いとテンポの良いギャグには定評があるので、巻を重ねるごとにハードルが上がっていき、今回はそのハードルをギリギリ越えれたという感じです。要は前より面白くなくなった、ということ。それでも今の電撃から出ているコメディでは間違いなく上位にいる面白さではあります。

 な舞台を学園に狭め、新キャラクターを登場させました。このキャラクターはお約束とも言えるキャラで、読者にキャラのみの印象を与えすぎず、コメディで魅せていくことができたと思います。それでも、キャラの魅力も伝えていたのですが、(俺の好みだろうが)少し空回りしていたようにも思います。
 瀬菜という新キャラは黒猫同様新一年生ですが、腐女子です。黒猫とは違い、自分の趣味を全面に出しません。腐女子と言う生き物の生態は俺たちにとっては謎であり筆舌し難い。というか、その腐女子が自分から説明してくれた。腐女子とは何たるか、を。これを知ったからって腐女子と仲良くなれるわけではない要注意。
 このキャラだが、少し「ブラコン」という要素が邪魔をしているようにも思います。兄を「お兄ちゃん」と呼ぶ腐女子は少しリアリティに欠け、腐女子らしさを演出するには弱いと考えます。例えば「兄貴」だったら、コイツ腐女子っぽいなぁと思います。おそらく俺の偏見でしょうが。それも相まって、あんまりいい印象じゃないキャラでした。
 対して、三浦。黒猫、瀬菜が入部したゲー研の部長です。変態ですが、ピンチになるとどこかの名言を借りてきたのか、格好良いセリフを吐く三枚目キャラです。戦争モノだったら本気だすと死亡フラグのキャラですね。
 真壁というキャラもいるが影が薄く、司会役に回ることが多め。三浦との掛け合いは面白い。
 キャラにはなんの問題もなさそうだ。ゲー研の話でこれからも掘り下げる要素は多いでしょうね。期待が高まります。

 乃が日本に凱旋します。
 京介が桐乃を迎えに行くまでの過程はかなり唐突ですが、意味がわからなくなる唐突さではありません。作者も読者が桐乃が戻ってくるであろうことは予想し、敢えて迎えに行くまでのシーンを短いカットで済ませたと思います。そちらのほうがクライマックス時のテンポを落とすことなく、桐乃凱旋までのサプライズを勢い良く読ませることができるからでしょう。つまり、読者が望まない部分を削いだスリムな文章と言うことですね。見習いたい。

 猫と京介はこの巻でかなりの距離を縮めます。なんせ同じ学校に通う仲なのですから。黒猫もみんな寂しがりであることには変わりありません。黒猫は京介の部屋に上がり込んで、けっこうエロゲ的イベントも発生しつつ、やっぱりエロゲ展開に行きません。あまりエロをチラつかせないことで読者が変な期待をしないように図っているのでしょうか。まだどう転ぶか分からない、という状況を保ち続けているので、読者も次を楽しみにして読めます。
 で、黒猫とキスシーンがあります。このキスシーンにより、物語はラストギアを回したと言うこととなり一気にクライマックスに向います。以前、クライシスの話をしましたが、こちらはクライシスは必要としない、「いよいよ」という気持ちを喚起させる構成です。読んでいて、「キター」と思わずにはいられません。
 キス、挿絵もあるんだぜ?

 介はエロゲ脳になりつつあります。瀬菜と黒猫をくっつけるまでの過程をエロゲに例えて考え、「もう少しで攻略だな」的セリフを言います。また、瀬菜とのシーンにて選択肢が現れ、多少いかがわしい選択肢も発生します。もはやエロゲ、ギャルゲのような感じなのですが、一巻に比べると徐々にオタクじゃない人は読んでも分からないネタも増え始め、京介のオタク化は止まりません。
 これに嫌悪感を抱く人もいますので、そういう人はオススメできませんな。俺は京介など目じゃないレベルのオタク度ですので。84%

 ラストはアニメ塗りが特徴的。ボンズのアニメタなので。
 イラストは多め。黒猫が中心の巻なのでやっぱり黒猫は多め。
 赤木浩平のラフ画は不覚にもフイタ

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