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◆基本データ
著者:木村心一
イラスト:こぶいちむりりん
出版:富士見ファンタジア文庫
初版:2009/01/ 20
ジャンル:ラブコメ
◆評価
総評:F
総点:41
ストーリー:2
文章:2
キャラ:2
意外性:3
世界観:3
テンポのよさ:6
オリジナリティ:5
ネーミング:7
背景:6
イラスト:5
その他:普通でした。
◆あらすじ
(webKADOKAWAより抜粋)
ナマケモノ高校生の歩は、何の因果か連続殺人事件に巻き込まれ、死んだはずだ……が、ネクロマンサーの少女ユーにより甦える。ゾンビになった彼の周囲にはユーのほか魔装少女やら吸血忍者が現れてややこしいことに!?
(Amazonより抜粋)
あなたは隕石を避けられますか?俺は避けた。だが、避けきれなかった。出会いは、突然落ちてくる隕石みたいなものなんだ。俺―地味な高校生だったはずの相川歩は、何の因果か世を騒がす連続一家殺害事件に巻き込まれ、あっさり殺られたはずだった…が、なぜか生きていた。事件直前に出会ったネクロマンサーの少女・ユーにより、ゾンビとして蘇ったという。んなバカな!?そればかりか、魔法の世界から来た少女戦士ハルナに、勢いのまま魔装少女に任命される。何それ!?と思う間もなく吸血忍者の女の子まで出てきて、気づくと全員と同居してた―俺はいったい何やってんだ!?第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作登場。
◆書評
富士見ファンタジア長編小説大賞の「佳作」を受賞した作品だそうだ。てっきりこれが大賞を受賞したのか、と驚いていた。佳作でもびっくりなんだけど。
この本を手に取った原因はアンケート的テンプレ的一言で「友人に勧められたから」です。
こういうの好きなやつおるねん。んで、俺は好きか嫌いかで言うと好きなほうかも知れん。シリアスも好きだけど、萌えも摂取しないとなにか暴発しそうになるからな。
イラストを見ても分かるように激しく萌えそうだった。表紙から萌え興味ない奴は読まないほうがいいぞー、オーラが出ている。
表紙のイメージとしては「小さな少女+大きな武器」「気の強そうな目付き+ニーソ」っていうのは鉄板かな。
背景がピンクでそこに吹き出しに「これはゾンビですか?」「はい、魔装少女です」と書かれている点からコメディかどうかまでは分からんかも知れんけど、シリアスでないことは分かるよな?
ライトノベルは文章だけじゃなく、イラストも楽しまなきゃね。
で、表紙をめくって始まる口絵から自己紹介が始まる。おっと……、早くも内容に自信がなくなる。ここで自己紹介するということは、内容が分かりにくかったり薄かったり、なにかしら問題があるのでは?と疑ってしまう。最近はこういうのも多いし、心の片隅に追いやって読み進める。
内容を読んでから分かると思うけど、イラストでネタバレしてます。
学ラン姿の動物とか大先生が食べてるものとか、これらは本文に登場する敵キャラと大先生が欲しがってるものです。
ここまで萌えに走るなら、さぞかしイラストも多くて萌え萌えできるんだろうな、とwktkしながらハルナの魔装少女適正チェックをやり――ちなみに俺は5だった――目次見て、しまぱん拝んで冒頭を読み始めて、読み終わり、
普通だな
と思った。
この作品の方向性はバトルしつつラブコメ的立ち位置のヒロインたちが自宅に押しかける話です。
冒頭部分はヒロインと出会っちゃう! だった。王道です。
そこから主人公がどうしてゾンビになったのか、という謎を明らかにし、主人公たちの目的も明瞭にさせた。なにをするのか分かってるから不安なく読み進むことができる。
文章の上手不上手はあまり関係ないだろう。むしろ、小ネタをどんどん投入しているところが評価されるポイントだと思う。小ネタオンパレードに『這い寄れ! ニャル子さん』があるがニャル子さんはやり過ぎ感溢れ、俺にはよく分からないものだったが、こちらは分かることもあるし笑いに持っていけてるので好感がもてる。
ヒロインたちの話が薄いんだよね。
物語は「主人公を殺したのはだれか?」を主軸にして進む。そのためギャルゲのようにヒロインの過去の秘密とかそういうキャラを掘り下げた物語は作りにくい。今作は全キャラまんべんなくやっているため、どのキャラにもこれっていう好感を持てなかった。強いて言えば「ユークリウッド・ヘルサイズ」がよかった。
主人公もゾンビらしく一般的な人間の思考とは思えぬ落ち着きっぷりだった。思い返せば感情移入はしないで読んでました。
バトルも燃えるわけでもなく淡々と書ききっていたように思う。少なくとも「おお!」と歓喜できる内容ではない。
キャラクターに生活感はない。生きているようには思えない、っていうのはこの手の話には野暮だな。
ストーリー重視の読書家にはつらいだろうね。
俺どっちでもいけるからいいよ。こういうのはバイっていうんだっけ?
テンポが超早いから内容の理解が追いつかなくなるかもしれないね。
期待の新人。続編のあらすじ見たけど、どうみても「あかね色に染まる坂」です本当にありがとうございました。
さてさてこの作品を読んで、次は落ち着いた話を読みたくなるね。
ほうかご百物語4でも読みましょうかな。
著者:木村心一
イラスト:こぶいちむりりん
出版:富士見ファンタジア文庫
初版:2009/01/ 20
ジャンル:ラブコメ
◆評価
総評:F
総点:41
ストーリー:2
文章:2
キャラ:2
意外性:3
世界観:3
テンポのよさ:6
オリジナリティ:5
ネーミング:7
背景:6
イラスト:5
その他:普通でした。
◆あらすじ
(webKADOKAWAより抜粋)
ナマケモノ高校生の歩は、何の因果か連続殺人事件に巻き込まれ、死んだはずだ……が、ネクロマンサーの少女ユーにより甦える。ゾンビになった彼の周囲にはユーのほか魔装少女やら吸血忍者が現れてややこしいことに!?
(Amazonより抜粋)
あなたは隕石を避けられますか?俺は避けた。だが、避けきれなかった。出会いは、突然落ちてくる隕石みたいなものなんだ。俺―地味な高校生だったはずの相川歩は、何の因果か世を騒がす連続一家殺害事件に巻き込まれ、あっさり殺られたはずだった…が、なぜか生きていた。事件直前に出会ったネクロマンサーの少女・ユーにより、ゾンビとして蘇ったという。んなバカな!?そればかりか、魔法の世界から来た少女戦士ハルナに、勢いのまま魔装少女に任命される。何それ!?と思う間もなく吸血忍者の女の子まで出てきて、気づくと全員と同居してた―俺はいったい何やってんだ!?第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作登場。
◆書評
富士見ファンタジア長編小説大賞の「佳作」を受賞した作品だそうだ。てっきりこれが大賞を受賞したのか、と驚いていた。佳作でもびっくりなんだけど。
この本を手に取った原因はアンケート的テンプレ的一言で「友人に勧められたから」です。
こういうの好きなやつおるねん。んで、俺は好きか嫌いかで言うと好きなほうかも知れん。シリアスも好きだけど、萌えも摂取しないとなにか暴発しそうになるからな。
イラストを見ても分かるように激しく萌えそうだった。表紙から萌え興味ない奴は読まないほうがいいぞー、オーラが出ている。
表紙のイメージとしては「小さな少女+大きな武器」「気の強そうな目付き+ニーソ」っていうのは鉄板かな。
背景がピンクでそこに吹き出しに「これはゾンビですか?」「はい、魔装少女です」と書かれている点からコメディかどうかまでは分からんかも知れんけど、シリアスでないことは分かるよな?
ライトノベルは文章だけじゃなく、イラストも楽しまなきゃね。
で、表紙をめくって始まる口絵から自己紹介が始まる。おっと……、早くも内容に自信がなくなる。ここで自己紹介するということは、内容が分かりにくかったり薄かったり、なにかしら問題があるのでは?と疑ってしまう。最近はこういうのも多いし、心の片隅に追いやって読み進める。
内容を読んでから分かると思うけど、イラストでネタバレしてます。
学ラン姿の動物とか大先生が食べてるものとか、これらは本文に登場する敵キャラと大先生が欲しがってるものです。
ここまで萌えに走るなら、さぞかしイラストも多くて萌え萌えできるんだろうな、とwktkしながらハルナの魔装少女適正チェックをやり――ちなみに俺は5だった――目次見て、しまぱん拝んで冒頭を読み始めて、読み終わり、
普通だな
と思った。
この作品の方向性はバトルしつつラブコメ的立ち位置のヒロインたちが自宅に押しかける話です。
冒頭部分はヒロインと出会っちゃう! だった。王道です。
そこから主人公がどうしてゾンビになったのか、という謎を明らかにし、主人公たちの目的も明瞭にさせた。なにをするのか分かってるから不安なく読み進むことができる。
文章の上手不上手はあまり関係ないだろう。むしろ、小ネタをどんどん投入しているところが評価されるポイントだと思う。小ネタオンパレードに『這い寄れ! ニャル子さん』があるがニャル子さんはやり過ぎ感溢れ、俺にはよく分からないものだったが、こちらは分かることもあるし笑いに持っていけてるので好感がもてる。
ヒロインたちの話が薄いんだよね。
物語は「主人公を殺したのはだれか?」を主軸にして進む。そのためギャルゲのようにヒロインの過去の秘密とかそういうキャラを掘り下げた物語は作りにくい。今作は全キャラまんべんなくやっているため、どのキャラにもこれっていう好感を持てなかった。強いて言えば「ユークリウッド・ヘルサイズ」がよかった。
主人公もゾンビらしく一般的な人間の思考とは思えぬ落ち着きっぷりだった。思い返せば感情移入はしないで読んでました。
バトルも燃えるわけでもなく淡々と書ききっていたように思う。少なくとも「おお!」と歓喜できる内容ではない。
キャラクターに生活感はない。生きているようには思えない、っていうのはこの手の話には野暮だな。
ストーリー重視の読書家にはつらいだろうね。
俺どっちでもいけるからいいよ。こういうのはバイっていうんだっけ?
テンポが超早いから内容の理解が追いつかなくなるかもしれないね。
期待の新人。続編のあらすじ見たけど、どうみても「あかね色に染まる坂」です本当にありがとうございました。
さてさてこの作品を読んで、次は落ち着いた話を読みたくなるね。
ほうかご百物語4でも読みましょうかな。
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