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◆基本データ
著者:峰守 ひろかず
イラスト:京極しん
出版:電撃文庫
初版:2009/6/10
ジャンル:学園、ラブコメ、伝奇
◆評価
総評:良作
総点:76
ストーリー:9
文章:8
キャラ:10
意外性:7
世界観:6
テンポのよさ:8
オリジナリティ:7
ネーミング:6
背景:5
イラスト:9
その他:2828
◆あらすじ(amazonより抜粋)
多々羅木兄妹の騒動が一段落し、2年生への進級を控えた春休み。学校の裏山で蛇を助けた僕の身に、またまた事件が降りかかってきた!?「つーわけで、嫁にしなさい」そんなセリフと共に現れた、この綺麗なお姉さんは一体何者!?しかも『謎の花嫁事件』のあと、イタチさんが何者かに“デート”に誘われたからもう大変!多々羅木家の妹・美生さんと一緒にイタチさんを尾行することになった僕なのですが…?ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語。第14回電撃小説大賞「大賞」受賞作第5弾登場ですっ。
◆書評
ほんわか非日常がウリ(!?)のほうかご百物語、待望の第五巻!
第四巻がシリアスだったので第五巻はしっかりコメディ色でした。
第四巻で登場した多々羅木家の話が第五巻でも中心となっています。いうなれば、第四巻よりもほんわかムードにしつつも核心に迫っていくような感じです。
今回、いちばん登場回数が多いサブキャラは美生でしょうか。多々羅木家の話が中心なので、多く出てきます。かと言って、前回のようにキーキャラクターというわけではないんですよね。かなり扱いがよかったのは作者さんの趣味かな?
ちなみに今回は一年生と二年生の境目、春休みのお話で、なんといままで登場した全てのキャラが登場する大サービス回なのです。
気になるところはもうじきクライマックスを匂わせる会話でした。巻末のほうにたった数行程度で語られるのですが、第六巻……ただならぬ妖気を感じます。
新キャラクターも多く出ました。第一話から準レギュラーとして登場する押しかけ女房、第四話から登場する新一年生のハルカと粂神さん。
第一話は胸を打つ切なげなお話なんですが、この作品お決まりのコメディに転調されてしまいます。ここら辺で調子ついてきて、一気に読み進められると思います。
第二話はおすすめの話です。ニヤニヤがいちばんできる回だったと思います。ちなみにここで登場する妖怪はほうかごお決まりのラスボス戦で役立ちます。
第三話は影の薄い話でして、よく覚えとりません。確か、着物回だったかと……。あ、ちなみにここもラスボスへの伏線を兼ねてます。
第四話にて第五話のラスボスがほのめかせられる言葉を御崎から発せられますが実は違うんですよねー。このお話では属性などがでてきて、なぜか遊戯王を思い出していた俺でした。
第五話、ラスボス戦。第四話の伏線はまた別のなにかでしたが、第三話のものが伏線でした。ちなみに第二話の太歳で超人化した真一と御崎を拝めます。ついでいうと、異世界の服装をしたイタチさんも拝めます。ドクロちゃんでいう第五巻みたいな感じです。
補話はたった数ページでしたが、第六巻をクライマックスにさせようとする伏線が数行含まれておりました。第四話の伏線回収はここでした。あと、奈良山の交わした約束とは――次回、乞うご期待!
話別にまとめてみた次第……、構成はよかったです。特にニヤニヤしてしまうシーンが第一巻の頃と比べると格段にうまく書けていたので作者が上達しているのだなと思いました。
どこがいい、とピックアップできないのですが、とりあえず全体的にのんびりと読めます。電車の中などで読むより、自宅で読むのにお勧めですね。
それと、イラストなんですが、ハルカのイラストが俺の中のイメージと合致しなかったことが心残りです。ハルカって言ったら、ツインテールだと思うんですが、はてさてみなさまいかがお思いでしょう?
背景面は電撃大賞受賞作という部分が大きいです。でもなぜか、大きく取り上げられてない……という密かなブーム的な香りを漂わせているのでアニメ化はされないでしょうね(涙
まあ……他の作品のような光るものが感じられないのは言っちゃいけないお約束だと思うんですが、ライトノベルらしいライトノベルなので毒塗れになった読者さんにはいい処方箋になるのではないか、と考えております。
全体的に地味、という言葉はタブー。
著者:峰守 ひろかず
イラスト:京極しん
出版:電撃文庫
初版:2009/6/10
ジャンル:学園、ラブコメ、伝奇
◆評価
総評:良作
総点:76
ストーリー:9
文章:8
キャラ:10
意外性:7
世界観:6
テンポのよさ:8
オリジナリティ:7
ネーミング:6
背景:5
イラスト:9
その他:2828
◆あらすじ(amazonより抜粋)
多々羅木兄妹の騒動が一段落し、2年生への進級を控えた春休み。学校の裏山で蛇を助けた僕の身に、またまた事件が降りかかってきた!?「つーわけで、嫁にしなさい」そんなセリフと共に現れた、この綺麗なお姉さんは一体何者!?しかも『謎の花嫁事件』のあと、イタチさんが何者かに“デート”に誘われたからもう大変!多々羅木家の妹・美生さんと一緒にイタチさんを尾行することになった僕なのですが…?ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語。第14回電撃小説大賞「大賞」受賞作第5弾登場ですっ。
◆書評
ほんわか非日常がウリ(!?)のほうかご百物語、待望の第五巻!
第四巻がシリアスだったので第五巻はしっかりコメディ色でした。
第四巻で登場した多々羅木家の話が第五巻でも中心となっています。いうなれば、第四巻よりもほんわかムードにしつつも核心に迫っていくような感じです。
今回、いちばん登場回数が多いサブキャラは美生でしょうか。多々羅木家の話が中心なので、多く出てきます。かと言って、前回のようにキーキャラクターというわけではないんですよね。かなり扱いがよかったのは作者さんの趣味かな?
ちなみに今回は一年生と二年生の境目、春休みのお話で、なんといままで登場した全てのキャラが登場する大サービス回なのです。
気になるところはもうじきクライマックスを匂わせる会話でした。巻末のほうにたった数行程度で語られるのですが、第六巻……ただならぬ妖気を感じます。
新キャラクターも多く出ました。第一話から準レギュラーとして登場する押しかけ女房、第四話から登場する新一年生のハルカと粂神さん。
第一話は胸を打つ切なげなお話なんですが、この作品お決まりのコメディに転調されてしまいます。ここら辺で調子ついてきて、一気に読み進められると思います。
第二話はおすすめの話です。ニヤニヤがいちばんできる回だったと思います。ちなみにここで登場する妖怪はほうかごお決まりのラスボス戦で役立ちます。
第三話は影の薄い話でして、よく覚えとりません。確か、着物回だったかと……。あ、ちなみにここもラスボスへの伏線を兼ねてます。
第四話にて第五話のラスボスがほのめかせられる言葉を御崎から発せられますが実は違うんですよねー。このお話では属性などがでてきて、なぜか遊戯王を思い出していた俺でした。
第五話、ラスボス戦。第四話の伏線はまた別のなにかでしたが、第三話のものが伏線でした。ちなみに第二話の太歳で超人化した真一と御崎を拝めます。ついでいうと、異世界の服装をしたイタチさんも拝めます。ドクロちゃんでいう第五巻みたいな感じです。
補話はたった数ページでしたが、第六巻をクライマックスにさせようとする伏線が数行含まれておりました。第四話の伏線回収はここでした。あと、奈良山の交わした約束とは――次回、乞うご期待!
話別にまとめてみた次第……、構成はよかったです。特にニヤニヤしてしまうシーンが第一巻の頃と比べると格段にうまく書けていたので作者が上達しているのだなと思いました。
どこがいい、とピックアップできないのですが、とりあえず全体的にのんびりと読めます。電車の中などで読むより、自宅で読むのにお勧めですね。
それと、イラストなんですが、ハルカのイラストが俺の中のイメージと合致しなかったことが心残りです。ハルカって言ったら、ツインテールだと思うんですが、はてさてみなさまいかがお思いでしょう?
背景面は電撃大賞受賞作という部分が大きいです。でもなぜか、大きく取り上げられてない……という密かなブーム的な香りを漂わせているのでアニメ化はされないでしょうね(涙
まあ……他の作品のような光るものが感じられないのは言っちゃいけないお約束だと思うんですが、ライトノベルらしいライトノベルなので毒塗れになった読者さんにはいい処方箋になるのではないか、と考えております。
全体的に地味、という言葉はタブー。
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