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◆基本データ
著者:時田 唯
イラスト:りちゅ
出版:電撃文庫
初版:2009/6/10
ジャンル:学園
◆評価
総評:不作
総点:37
ストーリー:4
文章:3
キャラ:3
意外性:2
世界観:2
テンポのよさ:4
オリジナリティ:4
ネーミング:4
背景:4
イラスト:3
その他:ライトノベル作法研究所出身作家
◆あらすじ(amazonより抜粋)
「私は貴様らのような連中が大嫌いだ!」挨拶の第一声からクラスをドンびかせた転校生・夕菜には秘密があった。彼女は感情が高ぶると身体から電気を発してしまう特殊体質だったのだ。その体質故、過去に大切な人をケガさせていた彼女は、誰も自分に近づかぬよう虚勢を張り続ける。だが、なぜかこの高校には夕菜にちょっかいを出してくる変人ばかり。特に生徒会長の末長は、しつこく夕菜に言い寄るが…。孤独な転校生の少女とちょっと壊れた高校生たちが織りなす、笑って泣けて元気が出る癒しのストーリーを、ドタバタコメディ風味でお届けします。
◆書評
ラ研出身作家、クッパさんの作品だそうだ。
俺もラ研利用者だが、クッパさんとはそんなに交流はない。
作品書かないとなぁ……。
さて、この作品の総評は不作となっている。
ストーリー以前に、物語に引き込まれない文章だった。
面白さや興味をそそることが冒頭からなかった。むしろ冒頭は誰の視点なのか分からない。主人公がはっきりしない作品だ。タイトルにもある「有川夕菜」はヒロインだ。このヒロインを中心として周りの人物全員が動き回る、というもので主人公は明確じゃない。強いて言えば生徒会長が主人公なのかもしれないが、動き回っていたその他全員と大差ない。この時点で文章、キャラ、ストーリーは残念だと判断した。
ストーリーを産業で、
人殺しの力を持った少女が
少女と同じ境遇の少女を死なせた集団に
死ねなくされる物語
こんなところだ。
別にパラライザーとかそういうのは編集も持ち上げていないし(禁書のビリビリと被るからか?)、設定面はあまり評価されていないよう。実際、語る設定もない。
世界観は実際の日本。シュミレーテッドリアリティという感じだろうか。それともテーマが「普通の学校に、触ると放電する少女が放り込まれたら?」だからだろうか。この世界観を考えると少々リアリティに欠けるキャラクターたちが多かった。舞台に足がついていない人がたくさんいた。トラウマがどうたらという場面、校長が公務執行妨害する場面、多くの場面でも世界観に合わない展開になっているものがあった。私立高校は教育機関であるとともに営利団体なんだからここまで問題になるようなことを校長が許容するわけないだろう。
テンポのよさは保障できない。説明調になる会話文が邪魔ったらしい。それがキャラ作りだとしてもこれはデメリットが大きいので失敗だと俺は思う。
シュミレーテッドリアリティならもっとリアルに書いてほしいものだ。
イラストに物申したい。
読者サービスが足りん!
著者:時田 唯
イラスト:りちゅ
出版:電撃文庫
初版:2009/6/10
ジャンル:学園
◆評価
総評:不作
総点:37
ストーリー:4
文章:3
キャラ:3
意外性:2
世界観:2
テンポのよさ:4
オリジナリティ:4
ネーミング:4
背景:4
イラスト:3
その他:ライトノベル作法研究所出身作家
◆あらすじ(amazonより抜粋)
「私は貴様らのような連中が大嫌いだ!」挨拶の第一声からクラスをドンびかせた転校生・夕菜には秘密があった。彼女は感情が高ぶると身体から電気を発してしまう特殊体質だったのだ。その体質故、過去に大切な人をケガさせていた彼女は、誰も自分に近づかぬよう虚勢を張り続ける。だが、なぜかこの高校には夕菜にちょっかいを出してくる変人ばかり。特に生徒会長の末長は、しつこく夕菜に言い寄るが…。孤独な転校生の少女とちょっと壊れた高校生たちが織りなす、笑って泣けて元気が出る癒しのストーリーを、ドタバタコメディ風味でお届けします。
◆書評
ラ研出身作家、クッパさんの作品だそうだ。
俺もラ研利用者だが、クッパさんとはそんなに交流はない。
作品書かないとなぁ……。
さて、この作品の総評は不作となっている。
ストーリー以前に、物語に引き込まれない文章だった。
面白さや興味をそそることが冒頭からなかった。むしろ冒頭は誰の視点なのか分からない。主人公がはっきりしない作品だ。タイトルにもある「有川夕菜」はヒロインだ。このヒロインを中心として周りの人物全員が動き回る、というもので主人公は明確じゃない。強いて言えば生徒会長が主人公なのかもしれないが、動き回っていたその他全員と大差ない。この時点で文章、キャラ、ストーリーは残念だと判断した。
ストーリーを産業で、
人殺しの力を持った少女が
少女と同じ境遇の少女を死なせた集団に
死ねなくされる物語
こんなところだ。
別にパラライザーとかそういうのは編集も持ち上げていないし(禁書のビリビリと被るからか?)、設定面はあまり評価されていないよう。実際、語る設定もない。
世界観は実際の日本。シュミレーテッドリアリティという感じだろうか。それともテーマが「普通の学校に、触ると放電する少女が放り込まれたら?」だからだろうか。この世界観を考えると少々リアリティに欠けるキャラクターたちが多かった。舞台に足がついていない人がたくさんいた。トラウマがどうたらという場面、校長が公務執行妨害する場面、多くの場面でも世界観に合わない展開になっているものがあった。私立高校は教育機関であるとともに営利団体なんだからここまで問題になるようなことを校長が許容するわけないだろう。
テンポのよさは保障できない。説明調になる会話文が邪魔ったらしい。それがキャラ作りだとしてもこれはデメリットが大きいので失敗だと俺は思う。
シュミレーテッドリアリティならもっとリアルに書いてほしいものだ。
イラストに物申したい。
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