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生徒会の一存 第1巻 限定版 [DVD]生徒会の一存 第1巻 限定版 [DVD]
(2009/12/11)
本多真梨子斉藤佑圭

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◆基本データ
official
wikipedia

原作:ライトノベル
放送開始:2009年10月 - 12月
アニメーション制作:スタジオディーン
話数:全12話
世界観:現代、学園、生徒会
主要人物:高校生、生徒会メンバー
ジャンル1:ギャグパロディ
ジャンル2:青春
キーワード:ハーレム、パロディ、ドラマCDでよかった、
対象:オタク向け、中高生向け

◆内容紹介(wikipediaより引用)※wikipwdiaにない場合は独自に作成しています。
私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。その中で1人、猛勉強の末「優良枠」で役員入りした男子生徒・杉崎鍵。本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。

◆評価
総評:惜作
総点:55
ストーリー構成:7
演出:4
脚本・台詞:5
作画:5
声優・演技:5
キャラクター:6
メカ・小道具・背景・美術:5
BGM・効果音:5
主題歌・挿入歌:7
人気:6
◆感想
 なんだかんだで人気だった今作。
 俺は冬休みにでも見ようと思って、録画していたんだ。改めて地上波のすごさと最新のDVDレコーダーの画質の良さを思い知った。俺のファミリー、去年までビデオに録画がデフォでした。しかもビデオデッキが壊れ、アナログのテレビデオに頼っていました。

 まず、総合的に見てこの作品を見るならば「あと一歩」という出来だった。断片的に見れば良い部分を持っているのだが、他の面が足を引っ張っている状況だ。
 良い面は脚本における花田十輝氏の良さを活かしたこと。
 悪い面は演出、声優の演技、原作の個性にアニメが負けていること。
 また、花田氏のキャラに注目する手法のために作中では描かない部分があり、それを理解出来ない人がでるということ。行間を読む力がない人は原作でもそうだが、作品自体のテーマ「取り戻したかった価値のある日常」を知ることが出来ない。
 パロディの多さも他の作品と一線を画している。マニアなネタからメジャーなネタまで幅広くパロっているが、これは原作通りである。そして原作の良さを失わずに表現したことも良い。
 ED曲は4曲あり、一つを除いてそれぞれ3パターンあり、本編の内容とマッチしている。また、OP曲がギャグ作品であるのに切ない曲調になっているのは各話ごとにキャラ毎に掘り下げを行い、辛い過去を露見して行くシリアスシーンの表れだ。人によって、シリアスが無駄だと言うが、このシリアスがあってこそギャグがあるのだ。そしてそのギャップが妙に切なくも感じた。ここが花田氏の良さを活かした所である。
 アニメ前半は退屈だが、7話あたりからこの作品の隠されたテーマを踏まえてみることができ、パロディに騒ぐだけに飽き足らず、内面に語りかける何かを見つけることができるだろう。

 はい。
 ここまではアニメ評価データベースさちで語った部分です。
 以下はこのブログを見てくれた人だけに公開しちゃいます。
 注意ですが、すごいネタバレします。そして原作最高、という視点で書いたり、声優について否定的な意見をします。そこいらが嫌だったりする人は注意してください。
 ほいじゃ、行ってみますか、本来の感想へ。

 俺はこの作品を3話で切りました。
 Why?
 飽きた。その一点に尽きます。
 変わらない背景、面白くないパロディ、あんまし可愛くない絵のキャラたち、ラブ要素皆無のストーリー、電波ED、知らない声優ばっか、蛇足なシリアス、レールガン見るので忙しい、2ちゃんにハマりだした友人が生存はライフスタイルとか言い出してウザいetc...
 なのに! らき☆すたとのコラボなんてするから、買ってしまった2巻だけの漫画版。一巻は友人から借りたので買い揃える気にもならない。そういや、漫画版の方がネタ多くね?
 話が逸れました。シッケイシッケイ。

○ストーリー面
 今作最大のミドコロはストーリーです。これは原作以上にキャラに凝視して作る花田十輝氏独特の良さが活かされています。キャラ一人一人に迫り、掘り下げをしていくやり方のできる今作は、花田氏ぴったりの作品ではなかっただろうか。
 花田氏はキャラに注目するあまり他のことは作中で描きません。よく批判の対象になります。俺も同じように思っていたけど、生存のテーマを知ってしまったので、花田氏の得意とする手法がベストだと思いました。
 物語の後半にあるシリアスが邪魔だと思う方。前半のギャグは後半のシリアスがあってこそ成り立っているようなものなのですよ。シリアス部分は決まってキャラたちの過去に迫るものです。それは辛い過去ばかりでした。
 フィクションの青春と言うと「家出」「夏の夜」「部活」など楽しいイメージがつきまといます。しかし、リアルでの青春とはそれだけではなく、「いじめ」「両親の離婚」「ひとりぼっち」など負の出来事だってあります。そういったものを描いた作品こそ「生徒会の一存」だったのです。もちろんここから克服した人の集まりが碧陽学園生徒会なのです。克服できた人だからこそ、こうして楽しい青春を送れるのです。日常が実は幸せだということを提示しています。
 だから、キャラを掘り下げないと上手くこれが提示できないので、キャラ掘り下げに定評のある花田氏が脚本を手がけた点を評価するのです。
 ただし、ギャグがつまらないのは人によります。最初はつまらなかったのですが、掘り下げが完了した後にそうした何気ない日常が儚くて切ないものだと思えます。ギャグで笑った後にくる感覚はヤバイ。

○演出面
 ドラマCDで良かった、と言われる要因はここにあると思います。
・舞台は密室です。故に背景が変わりません。
・キャラはほとんど座っています。故にあまり動きがありません。
 だからドラマCDで良かったと言われても仕方ありません。
 シャフトみたいに目に見える演出が多様だとウケもいいんですが、そんなこともなく単調です。やっぱり見ていて退屈ですよね。
 でもキャラの心情に合わせて、光の当て方とか気にしているみたいだけど効果的だとは思えませんでした。

○キャラ面
 生徒会メンバーと出会う季節は名前に対応しています。
 桜野 くりむ→桜→春
 椎名 深夏→夏
 紅葉 知弦→紅葉→秋
 椎名 真冬→冬
 花田氏の原作のキャラ崩壊とかあんまりなかったですね。
 俺は深夏がいちばん好き。途中から頭角を表した真冬でしたが、深夏の底から来るかわいさには敵いません。くりむはせっかくのロリ要素を台無しにしていますが、それはそれでそそる(ォィ
 内容を深く知りたければ、アニメじゃなくて原作の方が分かりやすいです。原作はラノベ。キャラの内情に関しては他の媒体に劣りません。読みやすいし、オススメ。

○声優
 知らない声優ばっか。
 ほとんどAMGの卒業生です。デビューして間もない人です。むしろこれがデビューの真冬の中の人の堀中優希さんとかよく頑張った方だと思います。
 だけど、しょせん無名の声優です。上手い素人、というのが素直な感想。声優すげーって感心できることがありません。これからは生存が引き金でたくさん出演できるようになるといいんですけどね。
 でも珍しいキャスティングです。ドラマガで看板作の生存に無名声優を起用してくるのは意味があるのでしょう。
 大きい理由としてはAMGの介入です。AMGとはアミューズメントメディア総合学院のことで、声優の卵を育てる専門学校です。つまり、その学校の卒業生をこの作品でデビューさせることが目的だったのでしょう。
 現在、アニメは衰退気味です。だから増えた声優たちも仕事がない。もちろん新規声優なんて今いる声優たちにとっては邪魔な存在にしか過ぎません。だから声優の卵たちは入り込む隙間がない。その隙間を生存は担ったのですね。
 知らない声優のため、声優で注目する点の評価が著しく低いです。作中で真冬、千弦の中の人は上手でしたが、よくいる声優の域をでていない。上手く作品に消化されるのではなく、作品も声優もお互い引き立てるようにすればいいのだと思います。
 声に対する先入観はない。しかし、人気がない。何事もメリットとデメリットがあるが、今作はデメリットの方が目立ってしまいました。
 しかし、先入観を上手く使ったのがけんぷファー。しずかちゃんボイスで笑いを誘うという斬新なやり方もあるにはあるのです。
 つまり、地味なのはダメってことですよ。

○主題歌とか
 OP曲切ない。
 イントロの「迷いながら ときめいた 記憶は 儚くて 消えないで」というのは過去を示しているのだと思います。辛い部分もそうだけど、そこから克服できた面も含めて。サビも過去。だけど、その過去を表したあとには気持ちの部分を提示しています。この気持ちは全部、今から過去を見ている書き方でした。
 この曲の意味を自己解釈したのちに、深いテーマ性を感じることができました。
 ED曲は歌い手が本編の注目されたキャラに合わせています。歌詞はかなり電波ですが、それはそれでいい。
 あと、会長、歌が壊滅的……。もちろんキャラで、だよな。

○絵
 あんまし可愛くない。
 これ、すごい俺のセンス次第。
 作画は安定してたけど、なんか残念。

○その他
 原作のほうが面白いです。
 演出と声優が良ければ、アニメの方が好きになっていました。ホント、僅差なんですけどね。

○関連記事
▼ラノベ感想
生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉
▼漫画感想
生徒会の一存1
▼各話感想
生徒会の一存 第1話
生徒会の一存 第2話
生徒会の一存 第3話
生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 第12話 「生徒会の一存」

○参考サイト
▼感想ブログ
生徒会の一存 第12話「生徒会の一存」&シリーズ感想(妄想詩人の手記)
生徒会の一存 第12話(最終回)「生徒会の一存」 感想。(もす!)
花田十輝氏の脚本の特徴について(流し斬りが完全に入ったのに)
▼ファンサイト
生徒会の一存 wiki

○最後に
 アニブロ掲示板で感想対決だと。






Q.なんで俺のブログを参考ブログに載せないんだよ!
A.あなたのブログを参考にしてないからです。

Q.参考にすることを許可してません。
A.ええー。

Q.どこに投票すればいいか迷います。
A.迷わず「サイとはいかが?」をクリック!

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