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![]() | ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫) (2008/02) アサウラ 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
出版:集英社スーパーダッシュ文庫
初版:2008/02
世界観:現代、学園、スーパーの惣菜・弁当売場
主要人物:高校生、先輩、腐女子
ジャンル1:コメディ
ジャンル2:青春
キーワード:弁当、このラノ2009新規部門6位
対象:中高生向け
◆あらすじ(amazonより抜粋)
ビンボー高校生・佐藤洋はある日ふらりと入ったスーパーで、半額になった弁当を見つける。それに手を伸ばした瞬間、彼は嵐のような「何か」に巻き込まれ、気づいた時には床に倒れていた。そこは半額弁当をめぐり熾烈なバトルロワイヤルが繰り広げられる戦場だったのだ!その不可思議な戦いに魅せられた佐藤は、そこに居合わせていた同級生・白粉花とともに半額弁当の奪取を試みるが、突如現れた美女、「氷結の魔女」に完膚なきまでに叩きのめされる。そして、その美女が佐藤に告げた言葉は…。第5回大賞作家の新境地、庶民派学園シリアス・ギャグアクション、開幕。
◆評価
総評:佳作
総点:66
ストーリー:7
文章:8
キャラ:6
意外性:7
世界観:6
テンポのよさ:6
オリジナリティ:8
ネーミング:6
背景:6
イラスト:6
◆書評
評判買い。
アキバのブックオフで買ってきたんだっけ。なんとなく夏の思い出の品。
内容紹介。
半額の弁当を手にいれるためだけにボロボロになりばがらも戦うことに意味を見いだせない主人公は、自分をたたき潰した先輩に戦いに参加するよう勧められる。
意味なんてあるのかと無駄な気持ちで、戦いに参加し、先輩に幻滅される。主人公はこれで本気を出してもいいと考え始め、強敵を倒し弁当を手に入れた。
楽に弁当を手に入れることができる猟犬群からスカウトをされ、楽に弁当を手にいれることができたのだが、その弁当が美味しいと感じることが出来なかった。
「俺はその販売形式を含めて半額弁当は最高の料理の一つだと思っている」これは最強と謳われた男の一言だ。この言葉を先輩の口から聞いて、モヤモヤした気分でスーパーへ向かう。
結果の決まった勝負の何が楽しい。
主人公は自ら戦いへ身を投じる事を決意する。うまい弁当を手にいれるために。
そして主人公は弁当を手に入れた。
弁当がどうしておいしかったのか?
それは好きな人と食べるから、なんだろう。
いや、なんか自分で書いてて楽しくなるラノベですな。
文章力が無駄に凄いんですが、その方向が半額になった弁当を手に入れるだけの物語に使われているって言うのがたまらなく笑えます。バカなことを大真面目に語る、コメディの手段の一つですが、実際やるとなると難しい。ですが、この作品はやりきりました。
この作品の成功の秘訣は文章にあると言っていい。
ストーリーはやや中だるみします。
この一巻は上下に分けることができると思います。まず、主人公が弁当を手に入れるまで。あとは猟犬群に誘われ、半額弁当を手に入れることの意味を知ること。でも、一巻を二つの巻に分けたのでは、一巻の冒頭から示されている「なぜ半額弁当を手にいれるのか?」というテーマの解明が出来ない。もちろんシリーズを通してのテーマじゃない。一巻発売当時はニ巻が出ることさえ分からない状況だったからです。だからなのか少し詰め込みすぎた感じがしますね。
これにより、真ん中より少しあとの部分がエンドあとの蛇足のように感じられます。蛇足ではないのですが、主人公が猟犬群に誘われ自分の気持が固まらないあたりまでが面倒くさく感じます。同時に、先輩とチェスをしたあとからの先輩へ主人公の好意が見え隠れします。だから、もう少し恋愛感情も絡めて欲しかったです。そうすれば中だるみも解消できると思いますし、最後の「好きな人と食べるからウマイ」という括りも上手い具合に説明がつけると思います。あ、最後が説明できていないというわけではありませんので。
槍水仙かわいい。
黒タイツにブーツ。強気な語り方なのにちょっとだけドジっ娘だったり。萌える。
二つ名の「氷結の魔女」とはジュースだと思って買った清涼飲料水が氷結と言う名の酒だったからです。そこからこの二つ名とは、可愛すぎる。
イラストもかわいいのな。
女の子だけじゃなく、男も多めに書かれているところもイイ。
予想の斜め上を行く作品の続刊も期待したいところだ。
評判買い。
アキバのブックオフで買ってきたんだっけ。なんとなく夏の思い出の品。
内容紹介。
半額の弁当を手にいれるためだけにボロボロになりばがらも戦うことに意味を見いだせない主人公は、自分をたたき潰した先輩に戦いに参加するよう勧められる。
意味なんてあるのかと無駄な気持ちで、戦いに参加し、先輩に幻滅される。主人公はこれで本気を出してもいいと考え始め、強敵を倒し弁当を手に入れた。
楽に弁当を手に入れることができる猟犬群からスカウトをされ、楽に弁当を手にいれることができたのだが、その弁当が美味しいと感じることが出来なかった。
「俺はその販売形式を含めて半額弁当は最高の料理の一つだと思っている」これは最強と謳われた男の一言だ。この言葉を先輩の口から聞いて、モヤモヤした気分でスーパーへ向かう。
結果の決まった勝負の何が楽しい。
主人公は自ら戦いへ身を投じる事を決意する。うまい弁当を手にいれるために。
そして主人公は弁当を手に入れた。
弁当がどうしておいしかったのか?
それは好きな人と食べるから、なんだろう。
いや、なんか自分で書いてて楽しくなるラノベですな。
文章力が無駄に凄いんですが、その方向が半額になった弁当を手に入れるだけの物語に使われているって言うのがたまらなく笑えます。バカなことを大真面目に語る、コメディの手段の一つですが、実際やるとなると難しい。ですが、この作品はやりきりました。
この作品の成功の秘訣は文章にあると言っていい。
ストーリーはやや中だるみします。
この一巻は上下に分けることができると思います。まず、主人公が弁当を手に入れるまで。あとは猟犬群に誘われ、半額弁当を手に入れることの意味を知ること。でも、一巻を二つの巻に分けたのでは、一巻の冒頭から示されている「なぜ半額弁当を手にいれるのか?」というテーマの解明が出来ない。もちろんシリーズを通してのテーマじゃない。一巻発売当時はニ巻が出ることさえ分からない状況だったからです。だからなのか少し詰め込みすぎた感じがしますね。
これにより、真ん中より少しあとの部分がエンドあとの蛇足のように感じられます。蛇足ではないのですが、主人公が猟犬群に誘われ自分の気持が固まらないあたりまでが面倒くさく感じます。同時に、先輩とチェスをしたあとからの先輩へ主人公の好意が見え隠れします。だから、もう少し恋愛感情も絡めて欲しかったです。そうすれば中だるみも解消できると思いますし、最後の「好きな人と食べるからウマイ」という括りも上手い具合に説明がつけると思います。あ、最後が説明できていないというわけではありませんので。
槍水仙かわいい。
黒タイツにブーツ。強気な語り方なのにちょっとだけドジっ娘だったり。萌える。
二つ名の「氷結の魔女」とはジュースだと思って買った清涼飲料水が氷結と言う名の酒だったからです。そこからこの二つ名とは、可愛すぎる。
イラストもかわいいのな。
女の子だけじゃなく、男も多めに書かれているところもイイ。
予想の斜め上を行く作品の続刊も期待したいところだ。
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