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![]() | 末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫) (2009/11/02) 猫砂 一平 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:猫砂 一平
イラスト:猫砂 一平
出版:角川スニーカー文庫
初版:2009/11/2
世界観:学園、部活、妖怪、レース
主要人物:幽霊、妖怪、人間
ジャンル1:コメディ
ジャンル2:伝奇
キーワード:お岩さん、花子さん、おばけなんてないさ
対象:中高生向け、オタク向け
◆あらすじ(amazonより抜粋)
本当の“幽霊部員”が見えてしまったために俺は、末代まで祟られるハメになった―。幽霊たちの祟りの罠にはまり“心霊研”に入部することになった俺は、超スピードで疾走する“老婆走”の騎手に。パートナーは幽霊のお岩。気持ちが合わなくてはレースには勝てない!?決死の特訓、意外なライバル、幽霊と妖怪たちの怪しいレースを切り抜けろ!恋とババアのデッドヒート、スタート!第12回学園小説大賞“大賞”受賞。
◆評価
総評:惜作
総点:51
ストーリー:6
文章:3
キャラ:7
意外性:4
世界観:4
テンポのよさ:5
オリジナリティ:6
ネーミング:6
背景:5
イラスト:5
その他:小説とイラストが同一人物
◆書評
角スニ大賞と間違えて買った。
あ、これも6年ぶりなの?
とゆーわけで、「末代まで!」は、な、なんと! バイトでウィザード以来の大賞なのです!
ちなみに学園大賞受賞作からアニメ化した作品はゼロ。
内容はシンプル。
主人公が妖怪に出会う。妖怪とレース。レース。キス。レース。終わり。
設定の部分は語ったところで蛇足だろうし、他のことを言わせると今の俺は悪い部分ばかり話します。それが嫌な人はスルーしてください。
では、申しますと、大賞にふさわしくない。
仮にも大賞。何かのミドコロがなくては受賞する意味がない。大賞が作品が持つミドコロとは「小説とイラストが同一人物って珍しいね」だけじゃだめなのです。もっとインパクトが大きいものでないと、注目されなくなってしまいます。
悪い部分
・インパクトがない
・セリフが説明文
・描写不足
・主人公空気
・展開飛び飛び
・飛び飛びなのに展開が読める
・レースとコメディの両立ができていない
・レースのイラストに躍動感がない
・むしろ本妻は花子さん
悪い部分を逐一説明するのは嫌だが、良くなるアドバイスを一丁載せてみようと思います。作者、見てろよ!
インパクトなど印象操作系
話題性はなんともできんが、話題作りならできます。まず、イラストから。表紙折りたたみの四コマやしおりの四コマ、うまい具合にできていましたが、ああいったラノベはすでに存在しています。ドクロちゃんです。イラストでものを説明したり、壁新聞の四コマが本文に挿絵されています。
設定など、ババアレースや宗教を織り交ぜる考え方、コトダマ関連上手く使っていたと思いますが、消化不良に終わっています。レース系なら学校の階段です。今作はそこまでレースに力を入れず、コメディにもまんべんなく力を振るっていたようですが、それは間違い。どちらかに特化したものを作れば、インパクトはあります。
文章系
芦屋先生のお言葉、ほとんど説明やないかーい。質問→説明の流れが延々と続いたシーンはオモロなかったわ。説明をしたくばイラストにしてほしいです。
もうひとつ、芦屋先生。関西弁、おかしくないですか? エセ関西弁にしても、東北人の俺にも違和感を発生させるのはいただけない。
レースの描写。というか、最後のレースの描写はけっこう省きすぎました。ラブに持っていこうとしたのでしょうけど、それは今までの伏線をいくつか敷いておいて、たった一つの伏線回収でなんとかして欲しかったです。今更感が大きすぎます。
ストーリー系
展開が断片的。しかし、王道ゆえか展開の先読みができます。
ギャグは笑いました。ババアレースだから、ターボババアに乗ってレースするとか、落馬を落婆と表記したりするのには笑いました。だけど、そこまで。一度したギャグは二度は通じません。そういう小ネタ系ギャグは笑えましたが、一時的なもので、あとは笑うシーンが少なく、説明を聞くばかりで、ラストは花子さんかわいいそう。
主人公空気。主人公があんまり受身すぎてもだめなんですな。
イラスト系
レースを描いているなら、躍動感のある絵が欲しかったですね。リサの絵だって、もっと疾走感とか動きのある絵が欲しかったです。イラストの構成も少し残念。対立を描くのなら、もっと目線をカチ合わせたようにするとか、周りの張り詰めた空気を砂埃とかハリウッド映画の街を転がる牧草みたいなのを出せばいいんです。
花子さん系
もっと出せやオラ。
未熟な面が多いのですが、花子さんかわいいから許す。
あれだな。花子さんがなのはのヴィータに見えるからかもしれません。CVはもちろん真田アサミさん。少し舌足らずだけど、敬語を使ってくれるいい親友みたいな感じで俺の大好物です。
LAP1とあるので2巻が出ると思います。
面白そうなので続刊も期待。
角スニ大賞と間違えて買った。
あ、これも6年ぶりなの?
とゆーわけで、「末代まで!」は、な、なんと! バイトでウィザード以来の大賞なのです!
ちなみに学園大賞受賞作からアニメ化した作品はゼロ。
内容はシンプル。
主人公が妖怪に出会う。妖怪とレース。レース。キス。レース。終わり。
設定の部分は語ったところで蛇足だろうし、他のことを言わせると今の俺は悪い部分ばかり話します。それが嫌な人はスルーしてください。
では、申しますと、大賞にふさわしくない。
仮にも大賞。何かのミドコロがなくては受賞する意味がない。大賞が作品が持つミドコロとは「小説とイラストが同一人物って珍しいね」だけじゃだめなのです。もっとインパクトが大きいものでないと、注目されなくなってしまいます。
悪い部分
・インパクトがない
・セリフが説明文
・描写不足
・主人公空気
・展開飛び飛び
・飛び飛びなのに展開が読める
・レースとコメディの両立ができていない
・レースのイラストに躍動感がない
・むしろ本妻は花子さん
悪い部分を逐一説明するのは嫌だが、良くなるアドバイスを一丁載せてみようと思います。作者、見てろよ!
インパクトなど印象操作系
話題性はなんともできんが、話題作りならできます。まず、イラストから。表紙折りたたみの四コマやしおりの四コマ、うまい具合にできていましたが、ああいったラノベはすでに存在しています。ドクロちゃんです。イラストでものを説明したり、壁新聞の四コマが本文に挿絵されています。
設定など、ババアレースや宗教を織り交ぜる考え方、コトダマ関連上手く使っていたと思いますが、消化不良に終わっています。レース系なら学校の階段です。今作はそこまでレースに力を入れず、コメディにもまんべんなく力を振るっていたようですが、それは間違い。どちらかに特化したものを作れば、インパクトはあります。
文章系
芦屋先生のお言葉、ほとんど説明やないかーい。質問→説明の流れが延々と続いたシーンはオモロなかったわ。説明をしたくばイラストにしてほしいです。
もうひとつ、芦屋先生。関西弁、おかしくないですか? エセ関西弁にしても、東北人の俺にも違和感を発生させるのはいただけない。
レースの描写。というか、最後のレースの描写はけっこう省きすぎました。ラブに持っていこうとしたのでしょうけど、それは今までの伏線をいくつか敷いておいて、たった一つの伏線回収でなんとかして欲しかったです。今更感が大きすぎます。
ストーリー系
展開が断片的。しかし、王道ゆえか展開の先読みができます。
ギャグは笑いました。ババアレースだから、ターボババアに乗ってレースするとか、落馬を落婆と表記したりするのには笑いました。だけど、そこまで。一度したギャグは二度は通じません。そういう小ネタ系ギャグは笑えましたが、一時的なもので、あとは笑うシーンが少なく、説明を聞くばかりで、ラストは花子さんかわいいそう。
主人公空気。主人公があんまり受身すぎてもだめなんですな。
イラスト系
レースを描いているなら、躍動感のある絵が欲しかったですね。リサの絵だって、もっと疾走感とか動きのある絵が欲しかったです。イラストの構成も少し残念。対立を描くのなら、もっと目線をカチ合わせたようにするとか、周りの張り詰めた空気を砂埃とかハリウッド映画の街を転がる牧草みたいなのを出せばいいんです。
花子さん系
もっと出せやオラ。
未熟な面が多いのですが、花子さんかわいいから許す。
あれだな。花子さんがなのはのヴィータに見えるからかもしれません。CVはもちろん真田アサミさん。少し舌足らずだけど、敬語を使ってくれるいい親友みたいな感じで俺の大好物です。
LAP1とあるので2巻が出ると思います。
面白そうなので続刊も期待。
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