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![]() | まよチキ! (MF文庫J) (2009/11/21) あさのハジメ 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:あさのハジメ
イラスト:菊池政治
出版:MF文庫J
初版:2009/11/21
世界観:現代、学園
主要人物:高校生、男装女子、ドS、格闘家の娘
ジャンル1:ラブコメ
ジャンル2:学園
キーワード:女の子が執事、恐怖症
対象:オタク向け
◆あらすじ(amazonより抜粋)
クラスメイトの涼月奏に執事として仕えている美少年・近衛スバル。ふとした事故により、俺はスバルの秘密を知ってしまう。華奢な身体。かすかに漂う香り。掌に吸い付く柔らかい感蝕…って、こいつ女の子だったのか!?「ボクはおまえの記憶が飛ぶまで殴り続ける。それが執事の記憶消去術だ」「その方法に執事は関係ねえだろ!」どうやら彼女は家庭の事情とやらで、女の子であることがバレると執事を辞めなくてはいけないらしい。そんな中、奏はスバルの秘密を守ることと引き替えに、ある協力を俺に申し出てくるが…?第5回新人賞“最優秀賞”受賞の学園執事ラブコメ。
◆評価
総評:惜作
総点:51
ストーリー:6
文章:7
キャラ:6
意外性:4
世界観:4
テンポのよさ:7
オリジナリティ:4
ネーミング:4
背景:6
イラスト:6
その他:非常にMF文庫らしい
◆書評
最優秀賞らしいので買い。
さらりと内容ネタバレ紹介。
主人公・坂町は女子苦手で女子に触れるだけで鼻血が出ちゃって、失神するほどの女性恐怖症。
ヒロイン・スバルは学校では美少年で有名だけど実は女の子で、その秘密を知った坂町から目を離せない。
ヒロイン2・奏はヒロインを執事に従え、どんな命令でも行える物語の潤滑油的な立場。
坂町はスバルのトイレを覗き疑いを掛け、胸を揉んで女だと確信するが、奏により口止めされ、自分の命惜しさに奏の言うことをなんでも聞く。
スバルとイチャイチャ。
ピンチに陥ったスバルを助け、スバルや奏などの好感度を大幅に上昇させてハーレムエンド。
そのピンチとは奏が誘拐されたこと。スバルは過去に誘拐されたことがあり、その時に刃物で脅され刃物恐怖症になってしまった。それで、すぐに奏を助けに行くことができなかったのだ。代わりに坂町が奏でを助けに行く。
ネタバレ終わり。
苦手なものを克服することがテーマ。
テーマが明確で、文章も読みやすく、それでいてMF文庫らしいラノベです。
読者層はしっかりとオタクを射止めているので、方向性ともに作品のジャンル選択にはMFに最適の作品だと言えます。
ラノベらしいラノベを良作とするならこの作品は良作と評してもいいですが、俺は単に面白い作品かどうかを自分の感性に従って評価しているので、この作品を面白いと感じないから良作とは評せない。
ストーリー・キャラ・意外性・世界観・オリジナリティ
設定にすこしばかりのアイディア。よくあるラノベではないけど、よくあるラノベの域を出ていません。
ストーリーはラブコメの王道、秘密を握ったモノ同士のあれやこれや。とらドラなどが秘密を握ったモノ同士のあれやこれや系だと思ってます。
主人公が殴られたり蹴られたりと暴力を振るわれまくっているのを、上手く笑いへつなぎきれていない。ギャグは残念。だけど、場で魅せるコメディは笑えるものがありました。勘違いネタを使うのは笑いを取るのに常套手段ですが、うまく笑いどころをつかんできてくれたので好感が持てます。
シリアスシーンの書き方はこれまでの無駄な笑えないギャグを散らかした地の文ではなく、大マジメな文章でした。もともとの文章自体が読みやすいので、頭に状況がすぐに浮かんできます。
キャラはあんまり萌えませんでした。男装女子より女装男子のほうがいいので。萌えキャラとして描いてなかったですね。記号化されていないキャラ。これは未完成と言う意味で、人間性があると言う意味ではありません。でも、嫌いじゃない。スバルの完璧を装うとする姿が懸命でかわいらしく見えてしまいます。つまり、かわいいから許す。
イラスト。
紅羽かわいいよ紅羽。
紅羽は坂町の妹で、スバルに恋をしてしまうキャラですよ。息抜きできるキャラですが、俺は息以外にも抜けたぜ(ちょ
最優秀賞らしいので買い。
さらりと内容ネタバレ紹介。
主人公・坂町は女子苦手で女子に触れるだけで鼻血が出ちゃって、失神するほどの女性恐怖症。
ヒロイン・スバルは学校では美少年で有名だけど実は女の子で、その秘密を知った坂町から目を離せない。
ヒロイン2・奏はヒロインを執事に従え、どんな命令でも行える物語の潤滑油的な立場。
坂町はスバルのトイレを覗き疑いを掛け、胸を揉んで女だと確信するが、奏により口止めされ、自分の命惜しさに奏の言うことをなんでも聞く。
スバルとイチャイチャ。
ピンチに陥ったスバルを助け、スバルや奏などの好感度を大幅に上昇させてハーレムエンド。
そのピンチとは奏が誘拐されたこと。スバルは過去に誘拐されたことがあり、その時に刃物で脅され刃物恐怖症になってしまった。それで、すぐに奏を助けに行くことができなかったのだ。代わりに坂町が奏でを助けに行く。
ネタバレ終わり。
苦手なものを克服することがテーマ。
テーマが明確で、文章も読みやすく、それでいてMF文庫らしいラノベです。
読者層はしっかりとオタクを射止めているので、方向性ともに作品のジャンル選択にはMFに最適の作品だと言えます。
ラノベらしいラノベを良作とするならこの作品は良作と評してもいいですが、俺は単に面白い作品かどうかを自分の感性に従って評価しているので、この作品を面白いと感じないから良作とは評せない。
ストーリー・キャラ・意外性・世界観・オリジナリティ
設定にすこしばかりのアイディア。よくあるラノベではないけど、よくあるラノベの域を出ていません。
ストーリーはラブコメの王道、秘密を握ったモノ同士のあれやこれや。とらドラなどが秘密を握ったモノ同士のあれやこれや系だと思ってます。
主人公が殴られたり蹴られたりと暴力を振るわれまくっているのを、上手く笑いへつなぎきれていない。ギャグは残念。だけど、場で魅せるコメディは笑えるものがありました。勘違いネタを使うのは笑いを取るのに常套手段ですが、うまく笑いどころをつかんできてくれたので好感が持てます。
シリアスシーンの書き方はこれまでの無駄な笑えないギャグを散らかした地の文ではなく、大マジメな文章でした。もともとの文章自体が読みやすいので、頭に状況がすぐに浮かんできます。
キャラはあんまり萌えませんでした。男装女子より女装男子のほうがいいので。萌えキャラとして描いてなかったですね。記号化されていないキャラ。これは未完成と言う意味で、人間性があると言う意味ではありません。でも、嫌いじゃない。スバルの完璧を装うとする姿が懸命でかわいらしく見えてしまいます。つまり、かわいいから許す。
イラスト。
紅羽かわいいよ紅羽。
紅羽は坂町の妹で、スバルに恋をしてしまうキャラですよ。息抜きできるキャラですが、俺は息以外にも抜けたぜ(ちょ
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