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![]() | 這いよれ! ニャル子さん (GA文庫) (2009/04/15) 逢空 万太 商品詳細を見る |
◆基本データ
著者:逢空万太
イラスト:狐印
出版:GA文庫
初版:2009/04/30
ジャンル:ラブコメ
◆評価
総評:H
総点:32
ストーリー:1
文章:5
キャラ:2
意外性:0
世界観:1
テンポのよさ:7
オリジナリティ:2
ネーミング:2
背景:10
イラスト:2
その他:特になし
◆あらすじ(Amazonより抜粋)
深夜。八坂真尋は得体の知れない「何か」に追われていた。どんなに助けを求めても応える声も人もなく、彼は町中をあてどなく逃げまどうしかない。そして息も切れ、自らの最期を覚悟したその瞬間―「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、ニャルラトホテプです」―銀髪の美少女が、とてつもなく意味不明なキャッチフレーズとともに現れた。ニャルラトホテプ改めニャル子曰く、彼女は真尋を狙う悪の組織から、彼を守るために派遣されてきたというのだが…。こうして、真尋とニャル子の異常な日常が幕を開けた。這いよれ、ニャル子!負けるな、真尋!怒涛のハイテンション混沌コメディ。第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
◆書評
話題性はバツグン。
アキバBlogにも取り上げられ、ワナビ界隈でも話題になる。さて、これだけ注目を浴びている作品なのだから、さぞかし面白いラノベなんだろうな、と行き着けの喜久屋書店にて新刊コーナー。……なんだ、この明らかに「萌え」ますよっていう表紙絵に、明らかに「萌え」ますよっていうタイトルは。
表紙見ただけで内容がどんなものだか明瞭な作品はすばらしい。さて、どんな話が待っているのだろうか、ワクワクしながら冒頭を読んだあなた。
まったく萌えのない、ホラーチックな冒頭でした。
もちろん、ホラーチックのなのはここだけで、後は全部ぐだぐだしてるだけだ。この冒頭に魅入られて買ってしまった諸君、ざまぁwww
設定の話。
クトゥルー神話だっけ?
俺、そんな神話の名前を初めて聞いたよ。どうやら調査してみたところ、厨房が好みそうな設定とかいろいろあってこのクトゥルー神話とやらを知っている中高生は喜んで買うんだろうな。中高生でヲタなゾーンを狙って書いたようだし、そういう読者向け作品を俺は好んで読もうとは思わないのだが、まあまあ悪くなさそうだったので読み始めたのである。
ストーリー。
つまらない。ラブコメ、と表しているが、ラブなんて含まれていたかどうか怪しい。かといって、コメディかと言うと、そうでもなくギャグなような気がする。この手の小説で『撲殺天使ドクロちゃん』なるものが存在するが、そちらのほうが数倍面白い。一方こちらのキャル子さんは笑いとなるポイントをほとんどすべてと言っていいほどパロディに頼っている気がした。そして俺はパロディの元ネタもクトゥルー神話も知らないわけで、どこが笑いなのかさえ掴めなかったのである。
文章は読みにくくない。普通の文章といえよう。
キャラ。
モブキャラの扱いがひどい。キャラが人形のように操られているようで作品の世界観に没頭できないし、主人公に感情移入さえできない。余市とかスピーカーとかもう少し登場ページを増やしたほうがいいと思う。なぜかというと、これほどしか出てないと、なんで名前付けたの?って思うからだ。あと、場が白けるので無意味なキャラは出さないでくれ。
テンポはいいよー。もう着いていけない。
オリジナリティに欠ける、といったら身も蓋もないので、パロディに頼り過ぎ、とだけ評しておこう。もっと自分の実力や持ちネタで頑張って欲しかった。
ネーミングはこれまた神話のキャラを代用しただけらしい。パロディというかサボりのようだ。
イラストは綺麗なのか分からないが、かのこん(=MF文庫のエロ小説)のイラストも担当していたわけだし、上手いんだろうなあ。まあ、挿絵の描くポイントが不服なわけだけど。なんというか、サービスが足りなすぎる。萌えを全面的に押し出しているのに、肝心のイラストがこうだと仙台港に投げ捨てたくなる。
とりあえず、続刊は買わない。
GA文庫はこのノリでいくのだろうか……。もしそうであれば、俺はGA文庫に送ることは控えたほうがいいのかもしれない。
オルキヌスとかいうのは地味っぽそうなのでスルー。
著者:逢空万太
イラスト:狐印
出版:GA文庫
初版:2009/04/30
ジャンル:ラブコメ
◆評価
総評:H
総点:32
ストーリー:1
文章:5
キャラ:2
意外性:0
世界観:1
テンポのよさ:7
オリジナリティ:2
ネーミング:2
背景:10
イラスト:2
その他:特になし
◆あらすじ(Amazonより抜粋)
深夜。八坂真尋は得体の知れない「何か」に追われていた。どんなに助けを求めても応える声も人もなく、彼は町中をあてどなく逃げまどうしかない。そして息も切れ、自らの最期を覚悟したその瞬間―「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、ニャルラトホテプです」―銀髪の美少女が、とてつもなく意味不明なキャッチフレーズとともに現れた。ニャルラトホテプ改めニャル子曰く、彼女は真尋を狙う悪の組織から、彼を守るために派遣されてきたというのだが…。こうして、真尋とニャル子の異常な日常が幕を開けた。這いよれ、ニャル子!負けるな、真尋!怒涛のハイテンション混沌コメディ。第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
◆書評
話題性はバツグン。
アキバBlogにも取り上げられ、ワナビ界隈でも話題になる。さて、これだけ注目を浴びている作品なのだから、さぞかし面白いラノベなんだろうな、と行き着けの喜久屋書店にて新刊コーナー。……なんだ、この明らかに「萌え」ますよっていう表紙絵に、明らかに「萌え」ますよっていうタイトルは。
表紙見ただけで内容がどんなものだか明瞭な作品はすばらしい。さて、どんな話が待っているのだろうか、ワクワクしながら冒頭を読んだあなた。
まったく萌えのない、ホラーチックな冒頭でした。
もちろん、ホラーチックのなのはここだけで、後は全部ぐだぐだしてるだけだ。この冒頭に魅入られて買ってしまった諸君、ざまぁwww
設定の話。
クトゥルー神話だっけ?
俺、そんな神話の名前を初めて聞いたよ。どうやら調査してみたところ、厨房が好みそうな設定とかいろいろあってこのクトゥルー神話とやらを知っている中高生は喜んで買うんだろうな。中高生でヲタなゾーンを狙って書いたようだし、そういう読者向け作品を俺は好んで読もうとは思わないのだが、まあまあ悪くなさそうだったので読み始めたのである。
ストーリー。
つまらない。ラブコメ、と表しているが、ラブなんて含まれていたかどうか怪しい。かといって、コメディかと言うと、そうでもなくギャグなような気がする。この手の小説で『撲殺天使ドクロちゃん』なるものが存在するが、そちらのほうが数倍面白い。一方こちらのキャル子さんは笑いとなるポイントをほとんどすべてと言っていいほどパロディに頼っている気がした。そして俺はパロディの元ネタもクトゥルー神話も知らないわけで、どこが笑いなのかさえ掴めなかったのである。
文章は読みにくくない。普通の文章といえよう。
キャラ。
モブキャラの扱いがひどい。キャラが人形のように操られているようで作品の世界観に没頭できないし、主人公に感情移入さえできない。余市とかスピーカーとかもう少し登場ページを増やしたほうがいいと思う。なぜかというと、これほどしか出てないと、なんで名前付けたの?って思うからだ。あと、場が白けるので無意味なキャラは出さないでくれ。
テンポはいいよー。もう着いていけない。
オリジナリティに欠ける、といったら身も蓋もないので、パロディに頼り過ぎ、とだけ評しておこう。もっと自分の実力や持ちネタで頑張って欲しかった。
ネーミングはこれまた神話のキャラを代用しただけらしい。パロディというかサボりのようだ。
イラストは綺麗なのか分からないが、かのこん(=MF文庫のエロ小説)のイラストも担当していたわけだし、上手いんだろうなあ。まあ、挿絵の描くポイントが不服なわけだけど。なんというか、サービスが足りなすぎる。萌えを全面的に押し出しているのに、肝心のイラストがこうだと仙台港に投げ捨てたくなる。
とりあえず、続刊は買わない。
GA文庫はこのノリでいくのだろうか……。もしそうであれば、俺はGA文庫に送ることは控えたほうがいいのかもしれない。
オルキヌスとかいうのは地味っぽそうなのでスルー。
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