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◆基本データ
著者:犬村 小六
イラスト:森沢 晴行
出版:ガガガ文庫
初版:2008/2/20
ジャンル:ファンタジー、
◆評価
総評:良作
総点:83
ストーリー:8
文章:9
キャラ:8
意外性:4
世界観:7
テンポのよさ:7
オリジナリティ:7
ネーミング:10
背景:9
イラスト:8
その他:
◆あらすじ(amazonより抜粋)
Amazon.co.jp特別企画
犬村小六氏 メッセージ
--------------------------------------------------------------------------------
みなさまこんにちは、犬村小六ともうします。
このたび拙作「とある飛空士への追憶」をamazon様がおすすめしてくださるとのことで、非常に驚きつつ、貴重な機会をつくってくださった方々やこれまで熱心に応援してくださった読者さまに感謝の意を込めまして、簡単に作品を紹介いたします。
この話を書くにあたって意識したことは「『ローマの休日』 」+「『天空の城ラピュタ』 」です。
ふたつの映画を観たあとの、あのなんともいえない切なさと爽やかさを読後に得られるよう、いろいろと工夫しつつ書いてみたのですが、気に入っていただけることを祈っています。
正直なところこの本、発売前は「がんばって書いたけど、どうせまた売れないんだよなあ。まいったまいった、わははは」などとおなかを抱えて笑っていたのですが(売れない期間が長い作者なのです)、現在、作者が恐れおののくほどの評判を得ておりまして、なにやらこうして販促活動に参加することに腰が引けている部分もあるのですが、しかしながらいまのこれは「物語が作者の手を離れ、たくさんの人々とともに歩きはじめた」状態なのだろうと思います。わたしとしても未知な状況なので対処の仕方がよくわからず混乱しているのですが、めったにない機会だと思いますので、どうかこうして文章を書くことをお許しください。
この物語が今後どこまで歩いていけるのか、わたしにもわかりません。子供の行く末を案じる親の気持ちで見守っていきたい、と思っていますが、願わくばひとりでも多くの方にこの物語を愛していただけますよう、親バカのそしりも甘んじて受けつつ、こころの底から祈っています。とりとめもなくて申し訳ありませんが、この機会に未読の方にも拙作に興味を持っていただいて、読んでいただけますと、非常にうれしく思います。それでは。
平成二〇年 五月某日 宮崎市にて 犬村小六
追記;
宣伝なのですが、同じくガガガ文庫よりシリーズ続刊中の拙作「「レヴィアタンの恋人(I~IV)」」も一緒にカートへ入れてやっていただけますと大変うれしく思います。汚された残酷な世界を懸命に生きる少年少女のすがたを描いた青春の戦記です。この作品も飛空士と同じく、笑いと涙と感動を提供出来るようにがんばって書いてます。なにとぞどうかよろしくお願いいたします。
森沢晴行氏 メッセージ
--------------------------------------------------------------------------------
イラスト担当させて頂きました。森沢晴行です。
この「とある飛空士への追憶」。多くの方が手に取って頂いてるようで大変嬉しく思います。
また僕自身もこのような作品に携わることが出来て良かったと心から思います。
今回この仕事をするにあたって犬村先生からは一言だけ。夏の澄みきった青空を描いて欲しいと。
そんな訳でどこまでも続く空の青さ、夏の空気など感じて頂ければ幸いです。
読むときは場面ごとの情景を思い浮かべながらじっくりと読んで欲しいですね。
未読の方も心にきっと何か残してくれる作品だと思いますので是非読んでみてください。
内容紹介
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。
次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?
...圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる! 蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
Amazon.co.jpレビュー
ライトノベルと聞いて、アニメやゲーム好きが読むものと決めつけてしまっているあなた。本書をただのライトノベルだと思うなかれ。ケータイ小説など霞んでしまうほどの純愛に、巷の冒険小説も真っ青な緊迫感溢れる戦闘シーン。身分違いの恋に付きもののお約束も満載ですが、そのさじ加減も絶妙。身分では到底つりあわない男女が紡いだ恋と空戦の物語は、ジブリ作品が好きな方なら満足すること請け合い。ヒロインの表紙と文中挿絵での表情の違い。そして賛否両論ある結末をあなたの目でぜひご確認あれ。(Amazon.co.jp エディター)
内容(「BOOK」データベースより)
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?―圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
◆書評
上の作者からコメントを読むと分かるようにこの作品のよいところは読了後の切なさと爽やかさでした。ネーミングの点数を10点としているのは最後の文面にあることが起因しています。
作者が思うようなことを書ききっているというところに作者の技量を感じます。
俺の都合で書評を練習をしてみようと思うので、書評というものを書いてみようと思います。
物語はまさに王道だ。基盤となるものは純愛であり、その純愛にもしっかりとした障害物も存在する。この作品だと、身分の違い、というものが障害だった。言うまでもないが純愛は主人公シャルルとヒロインファナの間によるものだ。
その身分の違いは克服できるようなものではなく、物語を一貫して最大の障壁となりシャルルたちの前に立ちはだかる。終末を最初にばらしておくが、この物語は最後まで障壁を乗り越えられない。しかし、それは表面上でのことで、実際には――シャルルとファナの心境の面では――障壁を乗り越えていた。この部分は読者の感じ方次第で賛否両論が挙がるだろう。ちなみに俺は賛だ。
身分違いの恋についてよく学ぶことができる作品だと言えよう。ワナビには一度読ませたい書籍に堂々ランクインする。徐々に二人の心が開いていく部分を三人称特有の手法を使って表現していた。それは二人の気持ちを読者だけが分かるように示す手法だ。神視点のようなものだ。これにより両者の心情が分かり、歯がゆく思う場面を多く書くことができる。
キャラクター、世界観についてはよいと言えた。とっぴしたものではないが、じわじわとしたよさを感じる。
文章はひらがなが多い。その反面、難しい漢字も飛び出すこともしばしば。俺の書く小説がこれによく似ている。まだこの小説のほうが俺より分かりやすいだろう。
背景だが、wikiより、
口コミを中心に評判が広まり[6]、広範な読者層から大きな反響があった[7]。『このライトノベルがすごい! 2009』の作品総合ランキングでは10位を獲得し[8]、書泉ブックタワーのブック売り上げランキング(2007年10月15日 - 2008年10月12日)では1位を記録している[9]。
雑誌『月刊 会計検査資料』2008年10月号の書評欄において装幀については「ガガガ文庫らしからぬ品のある表紙」、内容については「掃きだめに鶴」と高い評価を得た。
とある。
このことから世間からも高い評価を受け、注目を浴びているようだ。しかし、隠れた名作という雰囲気をかもし出していることも忘れてはならない。ちなみに2009年6月現在、ラジオドラマが放送中だ。
それにしても「掃き溜めに鶴」は言い過ぎじゃないだろうか……。
全体を通して、思ったことはロミオとジュリエットのような古風さを感じた、ということだ。
また、2009年度一二を争う名作に違いない。
著者:犬村 小六
イラスト:森沢 晴行
出版:ガガガ文庫
初版:2008/2/20
ジャンル:ファンタジー、
◆評価
総評:良作
総点:83
ストーリー:8
文章:9
キャラ:8
意外性:4
世界観:7
テンポのよさ:7
オリジナリティ:7
ネーミング:10
背景:9
イラスト:8
その他:
◆あらすじ(amazonより抜粋)
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犬村小六氏 メッセージ
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みなさまこんにちは、犬村小六ともうします。
このたび拙作「とある飛空士への追憶」をamazon様がおすすめしてくださるとのことで、非常に驚きつつ、貴重な機会をつくってくださった方々やこれまで熱心に応援してくださった読者さまに感謝の意を込めまして、簡単に作品を紹介いたします。
この話を書くにあたって意識したことは「『ローマの休日』 」+「『天空の城ラピュタ』 」です。
ふたつの映画を観たあとの、あのなんともいえない切なさと爽やかさを読後に得られるよう、いろいろと工夫しつつ書いてみたのですが、気に入っていただけることを祈っています。
正直なところこの本、発売前は「がんばって書いたけど、どうせまた売れないんだよなあ。まいったまいった、わははは」などとおなかを抱えて笑っていたのですが(売れない期間が長い作者なのです)、現在、作者が恐れおののくほどの評判を得ておりまして、なにやらこうして販促活動に参加することに腰が引けている部分もあるのですが、しかしながらいまのこれは「物語が作者の手を離れ、たくさんの人々とともに歩きはじめた」状態なのだろうと思います。わたしとしても未知な状況なので対処の仕方がよくわからず混乱しているのですが、めったにない機会だと思いますので、どうかこうして文章を書くことをお許しください。
この物語が今後どこまで歩いていけるのか、わたしにもわかりません。子供の行く末を案じる親の気持ちで見守っていきたい、と思っていますが、願わくばひとりでも多くの方にこの物語を愛していただけますよう、親バカのそしりも甘んじて受けつつ、こころの底から祈っています。とりとめもなくて申し訳ありませんが、この機会に未読の方にも拙作に興味を持っていただいて、読んでいただけますと、非常にうれしく思います。それでは。
平成二〇年 五月某日 宮崎市にて 犬村小六
追記;
宣伝なのですが、同じくガガガ文庫よりシリーズ続刊中の拙作「「レヴィアタンの恋人(I~IV)」」も一緒にカートへ入れてやっていただけますと大変うれしく思います。汚された残酷な世界を懸命に生きる少年少女のすがたを描いた青春の戦記です。この作品も飛空士と同じく、笑いと涙と感動を提供出来るようにがんばって書いてます。なにとぞどうかよろしくお願いいたします。
森沢晴行氏 メッセージ
--------------------------------------------------------------------------------
イラスト担当させて頂きました。森沢晴行です。
この「とある飛空士への追憶」。多くの方が手に取って頂いてるようで大変嬉しく思います。
また僕自身もこのような作品に携わることが出来て良かったと心から思います。
今回この仕事をするにあたって犬村先生からは一言だけ。夏の澄みきった青空を描いて欲しいと。
そんな訳でどこまでも続く空の青さ、夏の空気など感じて頂ければ幸いです。
読むときは場面ごとの情景を思い浮かべながらじっくりと読んで欲しいですね。
未読の方も心にきっと何か残してくれる作品だと思いますので是非読んでみてください。
内容紹介
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。
次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?
...圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる! 蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
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ライトノベルと聞いて、アニメやゲーム好きが読むものと決めつけてしまっているあなた。本書をただのライトノベルだと思うなかれ。ケータイ小説など霞んでしまうほどの純愛に、巷の冒険小説も真っ青な緊迫感溢れる戦闘シーン。身分違いの恋に付きもののお約束も満載ですが、そのさじ加減も絶妙。身分では到底つりあわない男女が紡いだ恋と空戦の物語は、ジブリ作品が好きな方なら満足すること請け合い。ヒロインの表紙と文中挿絵での表情の違い。そして賛否両論ある結末をあなたの目でぜひご確認あれ。(Amazon.co.jp エディター)
内容(「BOOK」データベースより)
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?―圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
◆書評
上の作者からコメントを読むと分かるようにこの作品のよいところは読了後の切なさと爽やかさでした。ネーミングの点数を10点としているのは最後の文面にあることが起因しています。
作者が思うようなことを書ききっているというところに作者の技量を感じます。
俺の都合で書評を練習をしてみようと思うので、書評というものを書いてみようと思います。
物語はまさに王道だ。基盤となるものは純愛であり、その純愛にもしっかりとした障害物も存在する。この作品だと、身分の違い、というものが障害だった。言うまでもないが純愛は主人公シャルルとヒロインファナの間によるものだ。
その身分の違いは克服できるようなものではなく、物語を一貫して最大の障壁となりシャルルたちの前に立ちはだかる。終末を最初にばらしておくが、この物語は最後まで障壁を乗り越えられない。しかし、それは表面上でのことで、実際には――シャルルとファナの心境の面では――障壁を乗り越えていた。この部分は読者の感じ方次第で賛否両論が挙がるだろう。ちなみに俺は賛だ。
身分違いの恋についてよく学ぶことができる作品だと言えよう。ワナビには一度読ませたい書籍に堂々ランクインする。徐々に二人の心が開いていく部分を三人称特有の手法を使って表現していた。それは二人の気持ちを読者だけが分かるように示す手法だ。神視点のようなものだ。これにより両者の心情が分かり、歯がゆく思う場面を多く書くことができる。
キャラクター、世界観についてはよいと言えた。とっぴしたものではないが、じわじわとしたよさを感じる。
文章はひらがなが多い。その反面、難しい漢字も飛び出すこともしばしば。俺の書く小説がこれによく似ている。まだこの小説のほうが俺より分かりやすいだろう。
背景だが、wikiより、
口コミを中心に評判が広まり[6]、広範な読者層から大きな反響があった[7]。『このライトノベルがすごい! 2009』の作品総合ランキングでは10位を獲得し[8]、書泉ブックタワーのブック売り上げランキング(2007年10月15日 - 2008年10月12日)では1位を記録している[9]。
雑誌『月刊 会計検査資料』2008年10月号の書評欄において装幀については「ガガガ文庫らしからぬ品のある表紙」、内容については「掃きだめに鶴」と高い評価を得た。
とある。
このことから世間からも高い評価を受け、注目を浴びているようだ。しかし、隠れた名作という雰囲気をかもし出していることも忘れてはならない。ちなみに2009年6月現在、ラジオドラマが放送中だ。
それにしても「掃き溜めに鶴」は言い過ぎじゃないだろうか……。
全体を通して、思ったことはロミオとジュリエットのような古風さを感じた、ということだ。
また、2009年度一二を争う名作に違いない。
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