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◆基本データ
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
出版:富士見ファンタジア文庫
初版:1998年 09月 18日
ジャンル:アクション、SF、ラブコメ
◆評価
ストーリー:5
文章:4
キャラ:5
意外性:3
総評:B
その他:
◆あらすじ(webKADOKAWAより抜粋)
都立陣代高校に通う千鳥かなめは、普通の高校生。だが、彼女の平和な学校生活は1人の転校生によって破られる!
外国暮らしが長かったせいなのか、転校生・相良宗介は、何かと言えば銃を発砲、問題解決と言っては校内爆破と軍事オタク丸出しの大ボケ野郎。かなめは彼女に付きまとう宗介をストーカーと断定!?
しかし、修学旅行の飛行機が何者かにハイジャックされた時、宗介の真の姿が!彼こそ世界最強の武装集団《ミスリル》のエリート兵士・相良軍曹。世界すら左右する秘密を持つかなめを、密かに護衛するために派遣されて来たエージェントだったのだ!
仲間の援護が受けられない絶体絶命の状態で今、2人だけの反撃が始まる!?
圧倒的スケールで描かれるSFアクションの金字塔ここに見参!
◆書評
超おもしれー。話の中に自分が組み込まれているような錯覚を抱かせ、どきどきした。文章でここまで魅せられたのは久しぶりだ。話の展開に入る前に、言いたいことがある。それは設定が活き活きしていたということだ。軍事のことには詳しくないわたしでもわりとすんなり読むことができた。さくさく、と読めるのは気分がいい。
話の展開。これがキャラクターノベルかっ!とのけぞるようなほどに面白いキャラで繰り広がる物語。宗介の空回りとかなめの容赦ない突っ込みで笑わせてくれる。話の中盤は少し、だらけることが多いのがラノベの特徴(いままで読んできたのはそういうのが多かった)っぽいのだが、これは違う。コメディとシリアスがくっきりしていてそれぞれに面白みがある。だからこそ飽きずに読み続けれるのだ。
あと、『スレイブ』という言葉が私が通学している高校で英語の単語テストに出てきてラッキーだったw