とある科学の超電磁砲 第14話 「特別講習」

　レベルアッパーの使用者を集めた講習です。
　この講習を罰と取るのではなく、本当に自分のレベルを上げるためのきっかけになるものなんでしょうね。
　限界の向こうは無限です。

○あらすじ
よく晴れた夏休みのある日。ファミレスに集まって遊ぶ計画を立てる美琴と黒子のもとにやってきた初春によると、佐天は特別講習のために来られなくなったという。とある高校で行われるその特別講習には、あちこちの学校から生徒が集められていた。
アケミやむーちゃん、マコちんと一緒に講習を受ける佐天。小学生のような見かけの先生に講義を受けたり、「常盤台狩り」事件で知り合った重福と再会してお昼を一緒に食べたりしながらも、物憂げで、いまひとつぼんやりした雰囲気を過ごす。それは、この講習が「幻想御手（レベルアッパー）」を使用した生徒たちを集めて行われたせいで……。

　今回は俺の好きな佐天さんがたくさん見れて、嬉しい回なのですがしんみりとした空気があって、すこしばかり悩んでしまいました。
　佐天さんはレベルアッパーが悪いことだと知って使っていたんですよね。つまり、確信犯。だから、その分、罪悪感があったのでしょう。前半はそれに思いつめてばかりで、見ているこちらも過去に犯した過ちを顧みて心苦しく思いました。

　人は皆、清く正しくは生きれません。
　どこかで目を瞑って欲しいところがあります。
　また、法律は法律です。法律が正しいかどうかは俺たちの決めるものではありませんが、ひとつの道標にもなるでしょう。そういった意味で、道徳、というのは「道」という漢字が使われているのかも知れませんね。

　佐天さんと百合したい重福……、俺と代わってくれ。
　でも、重福は恋心も抱けたレベルアッパーですし、あながち悪いことではないのかも。

　レベルアッパーの示すところは、理想ですね。
　理想、夢、目標。
　理想を現実にしてしまう幻想御手。
　その幻想を知っているから、限界の向こう側に脚を踏み入れたから、自分が限界を越えることができると思えるのでしょう。
　褒めて伸ばす感じ？

　ところで小萌先生のいる学校ってことは上条さんの学校ですね。まあ、学校のカットが入ったときに分かりましたけど。
　上条さん、でないですね。