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◆基本データ
著者:本田 透
出版:ちくま新書
初版:2005/11/07
ジャンル:評論
◆内容(筑摩書房より抜粋)
いまや、数千億円ともいわれる「オタク」市場。経済界も一般メディアも、もはや無視できない存在となった「萌え」の世界。ではなぜ、オタク男たちは二次元のキャラクターに「萌え」るのか。そもそも「萌える」という行為にはどういう意味があるのか。「萌える」男に純愛を求める者が多いのはなぜなのか。こうした疑問に、現代社会論とジェンダー論、そして実存の観点から答える、本邦初の明快な解説書。
◆感想
そんなに難しい本ではないからまず読んでみ。著者はラノベ書いてる人だから、なんか親しみやすい感じがしてすらすらと読めた。
世の中のヲタクたちよ、いまこそたちあがれ! 立ち上がったら非ヲタなきがしますけどね。この本ではヲタクたちを新しい社会システムに先立っている人々と言う解釈をしている。ただ、新しいシステム、というのは昔から存在していたのだがいつも裏に回され、日向にでるのは今まで見てきたであろう社会構造だ。だが、現在の社会構造が昔からあった裏構造に移りつつある、というのだ。代表的な例として電車男が取り上げられている。
KanonやOneなどKey作品がどれほど傷ついた人々を癒す力を持っているかなど紹介されている。もし人を癒すラノベを書きたいと思っている人は読んでおいたほうがいいだろう。
あと、ヲタクはなにをして萌えるのかとか萌えとはなにか、萌えさせるものとは?など多くの事柄が詳細に書き綴られているので、とても分かりやすい。
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