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著者:井上和郎
少年サンデー
◆あらすじ(wikiより抜粋)
女性の「パーツ」にうるさい好みと強烈な愛情、つまりフェチを持つ男前田ハチベエは自分好みのパーツを持つ女性を求め、東京の坂下門学園に入学する。
引越しのため男子寮に向かうハチベエ。しかし、男子寮は2週間前に放火により焼失していた。ハチベエはそこに現れた女子寮の責任者兼高等部教員でハチベエ好みの脚を持つ雨柳つばめのはからいで女子寮の未使用の離れに一時的に身を寄せることとなる。さらに女子寮にはハチベエ好みの瞳を持つ天幕桜子、胸を持つ月野弓雁、声を持つ鳳桐乃がいた。
一気に4人も自分好みの「パーツ」の持ち主と知り合いになったハチベエ。ハチベエは彼女達との仲を深めるべく時に発奮し、時に暴走し、時に彼女達を守っていく。
ここでは正ヒロインの天幕桜子について記す。
桜子とキスをする夢を見たのが直接的なきっかけとなり、桜子に好意を寄せるようになり遂には本当にキスをしてしまう。
ハチベエにいきなりキスをされた時はさすがに戸惑っていたが、温泉旅行の事がきっかけでハチベエが気になるようになった。
桜子の中学校時代の1つ上の先輩で元カレの谷山潤一郎が登場し、事態は徐々に複雑になる。谷山は桜子がいじめにあっていた頃、ただ1人心の支えとなり付き合っていたが、桜子を襲おうとしたため、それ以来絶縁状態となった。後に再会し和解するが桜子のことを未だに想っていて、彼女がハチベエに気があることを知り彼をライバル視しどのような男か見極めようとする。
コレに対し、ハチベエも本気で桜子を愛そうと心に決める。
ハチベエは桜子がイギリスへ旅立つと聞き、飛行機の脚柱(車輪のついてるアレ)にへばり付く。飛行機が離陸した後になって、桜子がイギリスへ旅立っていないと知り、イギリスからヒッチハイクで帰ってきた。
最終話付近は打ち切りもあったのか、ドタバタして急展開となっている。
◆感想
好きなキャラは鳳桐乃……いやッ、ハチベエだ!!
俺の好きな男性キャラランキングにおいて、上位に躍り出た彼について、少し語らせてもらいたい。
主人公前田ハチベエについて
いろいろなサイトを巡ると「ハチベエの性格が受け入れられない」などという書き込みが印象的だったりする。
なぜか?
それは彼が「パーツ愛」つまり「フェチシスト」だからだ。常識的に考えて、「人」そのものではなく、「人の一部」を愛する彼は変態だ。変態というと俺も変態ということになってしまうが、一般人の視線は変態を見る目と変わりない。彼が主人公であるがためにこの作品に嫌悪感を抱く人も多い。また、共感を得にくい主人公ということは否めない。
だが!
自分の好きなことに一直線な彼の姿は、なにかオタク的な俺の脳内で憧れの対象となってしまったのです。俺は小さい女の子が好きというペドフィリアだから、より彼の思考に親近感を抱けたのかもしれない。俺もまた、彼のように自分の愛する対象以外への愛を味わったことがある(愛、というよりも恋のほうが正しいだろう)。
――好きなものは好き、でも好きなものがたくさんあっちゃいけないのかな?
確かに、日本は一夫一婦制なので、一途な愛というものが一般的かつ常識だと思われているのだろう。しかし、世界は広いことは忘れてはならない。夜間気象観測用衛星の写真を見ると日本のようにくっきりと国の形が浮かび上がる場所――インド。……というか、イスラームなんだが。それでも一婦多妻制の思想に夫は「それぞれの妻の扱いに差異を設けることは禁止」とされている。
ハチベエのフェチに対する性的嗜好と桜子に対する愛は平等だろう。一時期、桜子に傾いた愛も、結局はフェチズムに均整を取られている。彼はそれぞれを平等に愛しているのだから、桜子がかわいそうだということはないはずだ。もちろんフェチを裏切ってはいない。
ここで桜子の気持ちを考えてみよう。桜子はどんなハチベエを好きになったのか、思い出してみよう。彼女は男性嫌いをハチベエによって克服された身だ。過去に「自分の容姿だけで男が寄ってくる。挙句の果てには同意のない性行為をされそうになる」という心に大きな傷を負っている。これは「体目当てという桜子の心を見ていない」ことだろう。そのために男性嫌いになっている。しかし、彼女は本当に体目当てだけのハチベエと出会い、ハチベエの「体目当てだが、桜子の心への愛」というものを意識する。ここで注目してほしいのは「体目当てだが」だ。ここが一直線で偽りのない愛だったため、自分への愛も一直線で偽りのないものだと信じているのである。つまり、桜子はフェチと自分への愛の両立を容認している、と考えられないだろうか。
ハチベエは一夫多妻制における平等の愛はクリアしているのだ。そして、桜子の同意も得ている。恋愛においておかしなところはどこにもないはずだ。一途に愛することが当たり前なのではなく、一途に愛することも普通のことであり、たくさん愛することも普通なのである。
俺はこんな彼のような嗜好の持ち主を数人知っている。彼らもまた、自分の性的嗜好と社会からの圧力に苦しんでいる。俺は文章を書いたり、絵を描いたりして、本音の心をなだめているが、まだなだめる力のない者が犯罪を起こしてしまうことがある。日本の社会はいつもマイノリティ(社会的少数派や社会的弱者を指す)を輪の外から追い出そうとする習慣があるから、差別や偏見の対象としてしまう。なにもおかしいことはない、それが本当の自分なのに社会から見れば異常と見なされてしまう人々がたくさんいる。いくら少数といっても、俺たちにとって、たくさんいる。世界を100人の村としたら、俺はこの世界に存在しなくなってしまうかもしれない。それでも70億人の村になら俺は存在しているのだ。どうか、俺をこの世界から存在なき者にしないでほしい。
さて、話が大きくなりすぎた上に、逸れてしまった。この性的フェチシズムはおかしいと感じられるのは今だけだ。昨今、同性愛も認められてきているではないか。これと同じようにフェチシズムも認められる社会に俺はなってほしいと思う。
この作品は世に生み出されるのがちょっと早かったのかもしれない。まだこの世で受け入れられていない嗜好だった。もしも、現在、フェチシズムが容認されてきている世界なら、この作品は爆発的な人気を集めたに違いない。
ちなみに俺が幼女嗜好だけど同年代の女子を好きになってしまったことがある、というのは本当だが、ハチベエのように両立なんて俺にはできなかった。結局、幼女嗜好に走ってしまい、同年代の女子とは自然消滅の別れをした。
ここまでオープンなフェチシストはフィクションならではだ。もしかすると、この作品の世界観はフェチに容認がされてきた日本なのかもしれない。
ハチベエについてちょっとだけだが、語らせてもらった。
これを作者が読んだら、ここまで世界的な話になる漫画じゃねーよwとか思うだろうなあ(笑)
上の文って「お前のウンコで世界がヤバイ」みたいな雰囲気になっているような気がする。あと、桜子の心情部分について分かりにくいし。俺は存在している、とかかなり痛い発言が目立つよ。
では、俺の好きなキャラについて話そう。こっちは軽く話すし長くならないだろうね。
あいこら 俺の好きなキャラランキング
1位 前田ハチベエ
2位 鳳桐乃
あとはどうでもいい。
さて、鳳桐乃について語ろうか。
桐乃のよさはハチベエへ恋をしていないこととして書かれていること。
これは書かれていないと断言できるわけではないが、作中で語られることのないことなのでだれにも分からないことだろう。
だが、それがいい。
一つ一つの表情からは好きなのかなって読み取れるが、作中では好きと明確に書かれていない。けど、ハチベエのことは信頼しているし、多少は意識することもあった。……はず。
隠れていてよく分からないが、一瞬だけ分かるときがある。これがたまらなくいい。一種のチラリズムだろうか。
桐乃は自分が歌手になって転校しなければならないときは、だれにも涙を見せなかったが、ハチベエたった一人には涙を見せたのだ。それくらいハチベエには信頼を置いている。
話は少し変わる。
恋は盲目という言葉がある。その名のとおり、盲目状態ならたとえ本当に信頼している間柄じゃなくても、そいつの胸で泣けるということがあったのかもしれない。だけど、それは本当に信頼しているということではないのだろう。だって盲目なのだから。
盲目的な恋でなく、ちゃんと地に足が着いた恋というのはよく分からない。今の俺のレベルだと恋するキャラより信頼するキャラのほうが好感度が高いように見えるのだろう。
で、話は戻るけど、結局は桐乃って見た目が幼女キャラだよね。見た目が愛らしければウマイです、もうそれでいい。これで忍者の末裔で日本一の強さで、しかも日本を裏から支える人間という大きなバッググラウンドがある。設定だけで萌える。小さいキャラに大きい武器を持たせることに似たところがあると思う。
でもさ、アニメ化したりドラマCD化したりして、桐乃の声を聞くとぜったいがっかりするんだろうな……。低音ハスキーヴォイスを出せる声優はいるかもしれないけど、俺の脳内音声の声じゃないだろう。うちに飼ってる猫の声がちょうど俺の想像する低音ハスキーヴォイスなんだよね。
さて、好きなキャラについては語り込んだし、本題に移ろうか。
物語は途中までいい設定のお話だと思った。ラブひなのような女子寮に生活でハーレムハーレム、というところではなくて、主人公がフェチシストだという設定だ。この設定が最後まで一貫されていて、しかも設定のせいで主人公が悩む、というストーリーラインだ。
なんだかラブひなのパクリとか騒いでいるけど、ただ舞台が女子寮ってだけじゃないか。舞台が女子寮ならそりゃハーレムになって当たり前だろうに。話を面白くするための舞台に過ぎないのだから、細かい設定を気にしていたらきりがない。ほら、女の子が住んでいるところに飛び込んじゃった男の子の話で極端なのは「流されて藍蘭島」だから、伝えたいものによって舞台や設定はちょこちょこ変わんねん。
で、俺もラブひな読んでみたわけよ。こりゃあ、キャラが被ってるんだよな。似通った部分が多いというか、キャラ同士の立ち位置が一緒じゃないか。パクリではないんだけど、パクリと言われておかしくないよなあ……(スゴク パクリ ミトメタクナイ)。
物語は最後が急展開でドタバタ……というより、しっちゃかめっちゃか。これまで積み上げてきた話を無駄にするような残念な終わり方だ。1巻から3巻あたり(ハイジが登場するあたり)まではネタが面白くて物語に引き込まれていたが、だんだんとネタが面白くなくってくる。話の展開が単調になってくることはネタがネタだけに仕方のないことだ。恋に進展がなければ、他のキャラとの絡みで補っているように思える。実際、恋の進展は最後まであまりしていない。だからこれはラブメインじゃなく、コメディメインの話だと思う。なのにネタが恋しろ恋しろという殺気じみたオーラを発しているから、作品内で違和感とじれったさを感じさせることが多い。俺が求める「笑えてストーリーの面白い物語」には遠い。
上ですごい熱く話しているフェチシズムだけど、少年誌に載せる漫画で扱うネタにはふさわしくない。オタクとかは好んで読むようなものでも、あくまでサンデーは少年誌なのだからそこいらの線引きはしてもらいたかったな。最近、オタ向け作品が目立つサンデーだけど、これはまずかったなぁ。
絵はとても綺麗だった。絵だけで読んでいけるレベル。
漫画はよく分からん。
俺にはまだまだ修行が必要なようだ。
少年サンデー
◆あらすじ(wikiより抜粋)
女性の「パーツ」にうるさい好みと強烈な愛情、つまりフェチを持つ男前田ハチベエは自分好みのパーツを持つ女性を求め、東京の坂下門学園に入学する。
引越しのため男子寮に向かうハチベエ。しかし、男子寮は2週間前に放火により焼失していた。ハチベエはそこに現れた女子寮の責任者兼高等部教員でハチベエ好みの脚を持つ雨柳つばめのはからいで女子寮の未使用の離れに一時的に身を寄せることとなる。さらに女子寮にはハチベエ好みの瞳を持つ天幕桜子、胸を持つ月野弓雁、声を持つ鳳桐乃がいた。
一気に4人も自分好みの「パーツ」の持ち主と知り合いになったハチベエ。ハチベエは彼女達との仲を深めるべく時に発奮し、時に暴走し、時に彼女達を守っていく。
ここでは正ヒロインの天幕桜子について記す。
桜子とキスをする夢を見たのが直接的なきっかけとなり、桜子に好意を寄せるようになり遂には本当にキスをしてしまう。
ハチベエにいきなりキスをされた時はさすがに戸惑っていたが、温泉旅行の事がきっかけでハチベエが気になるようになった。
桜子の中学校時代の1つ上の先輩で元カレの谷山潤一郎が登場し、事態は徐々に複雑になる。谷山は桜子がいじめにあっていた頃、ただ1人心の支えとなり付き合っていたが、桜子を襲おうとしたため、それ以来絶縁状態となった。後に再会し和解するが桜子のことを未だに想っていて、彼女がハチベエに気があることを知り彼をライバル視しどのような男か見極めようとする。
コレに対し、ハチベエも本気で桜子を愛そうと心に決める。
ハチベエは桜子がイギリスへ旅立つと聞き、飛行機の脚柱(車輪のついてるアレ)にへばり付く。飛行機が離陸した後になって、桜子がイギリスへ旅立っていないと知り、イギリスからヒッチハイクで帰ってきた。
最終話付近は打ち切りもあったのか、ドタバタして急展開となっている。
◆感想
好きなキャラは鳳桐乃……いやッ、ハチベエだ!!
俺の好きな男性キャラランキングにおいて、上位に躍り出た彼について、少し語らせてもらいたい。
主人公前田ハチベエについて
いろいろなサイトを巡ると「ハチベエの性格が受け入れられない」などという書き込みが印象的だったりする。
なぜか?
それは彼が「パーツ愛」つまり「フェチシスト」だからだ。常識的に考えて、「人」そのものではなく、「人の一部」を愛する彼は変態だ。変態というと俺も変態ということになってしまうが、一般人の視線は変態を見る目と変わりない。彼が主人公であるがためにこの作品に嫌悪感を抱く人も多い。また、共感を得にくい主人公ということは否めない。
だが!
自分の好きなことに一直線な彼の姿は、なにかオタク的な俺の脳内で憧れの対象となってしまったのです。俺は小さい女の子が好きというペドフィリアだから、より彼の思考に親近感を抱けたのかもしれない。俺もまた、彼のように自分の愛する対象以外への愛を味わったことがある(愛、というよりも恋のほうが正しいだろう)。
――好きなものは好き、でも好きなものがたくさんあっちゃいけないのかな?
確かに、日本は一夫一婦制なので、一途な愛というものが一般的かつ常識だと思われているのだろう。しかし、世界は広いことは忘れてはならない。夜間気象観測用衛星の写真を見ると日本のようにくっきりと国の形が浮かび上がる場所――インド。……というか、イスラームなんだが。それでも一婦多妻制の思想に夫は「それぞれの妻の扱いに差異を設けることは禁止」とされている。
ハチベエのフェチに対する性的嗜好と桜子に対する愛は平等だろう。一時期、桜子に傾いた愛も、結局はフェチズムに均整を取られている。彼はそれぞれを平等に愛しているのだから、桜子がかわいそうだということはないはずだ。もちろんフェチを裏切ってはいない。
ここで桜子の気持ちを考えてみよう。桜子はどんなハチベエを好きになったのか、思い出してみよう。彼女は男性嫌いをハチベエによって克服された身だ。過去に「自分の容姿だけで男が寄ってくる。挙句の果てには同意のない性行為をされそうになる」という心に大きな傷を負っている。これは「体目当てという桜子の心を見ていない」ことだろう。そのために男性嫌いになっている。しかし、彼女は本当に体目当てだけのハチベエと出会い、ハチベエの「体目当てだが、桜子の心への愛」というものを意識する。ここで注目してほしいのは「体目当てだが」だ。ここが一直線で偽りのない愛だったため、自分への愛も一直線で偽りのないものだと信じているのである。つまり、桜子はフェチと自分への愛の両立を容認している、と考えられないだろうか。
ハチベエは一夫多妻制における平等の愛はクリアしているのだ。そして、桜子の同意も得ている。恋愛においておかしなところはどこにもないはずだ。一途に愛することが当たり前なのではなく、一途に愛することも普通のことであり、たくさん愛することも普通なのである。
俺はこんな彼のような嗜好の持ち主を数人知っている。彼らもまた、自分の性的嗜好と社会からの圧力に苦しんでいる。俺は文章を書いたり、絵を描いたりして、本音の心をなだめているが、まだなだめる力のない者が犯罪を起こしてしまうことがある。日本の社会はいつもマイノリティ(社会的少数派や社会的弱者を指す)を輪の外から追い出そうとする習慣があるから、差別や偏見の対象としてしまう。なにもおかしいことはない、それが本当の自分なのに社会から見れば異常と見なされてしまう人々がたくさんいる。いくら少数といっても、俺たちにとって、たくさんいる。世界を100人の村としたら、俺はこの世界に存在しなくなってしまうかもしれない。それでも70億人の村になら俺は存在しているのだ。どうか、俺をこの世界から存在なき者にしないでほしい。
さて、話が大きくなりすぎた上に、逸れてしまった。この性的フェチシズムはおかしいと感じられるのは今だけだ。昨今、同性愛も認められてきているではないか。これと同じようにフェチシズムも認められる社会に俺はなってほしいと思う。
この作品は世に生み出されるのがちょっと早かったのかもしれない。まだこの世で受け入れられていない嗜好だった。もしも、現在、フェチシズムが容認されてきている世界なら、この作品は爆発的な人気を集めたに違いない。
ちなみに俺が幼女嗜好だけど同年代の女子を好きになってしまったことがある、というのは本当だが、ハチベエのように両立なんて俺にはできなかった。結局、幼女嗜好に走ってしまい、同年代の女子とは自然消滅の別れをした。
ここまでオープンなフェチシストはフィクションならではだ。もしかすると、この作品の世界観はフェチに容認がされてきた日本なのかもしれない。
ハチベエについてちょっとだけだが、語らせてもらった。
これを作者が読んだら、ここまで世界的な話になる漫画じゃねーよwとか思うだろうなあ(笑)
上の文って「お前のウンコで世界がヤバイ」みたいな雰囲気になっているような気がする。あと、桜子の心情部分について分かりにくいし。俺は存在している、とかかなり痛い発言が目立つよ。
では、俺の好きなキャラについて話そう。こっちは軽く話すし長くならないだろうね。
あいこら 俺の好きなキャラランキング
1位 前田ハチベエ
2位 鳳桐乃
あとはどうでもいい。
さて、鳳桐乃について語ろうか。
桐乃のよさはハチベエへ恋をしていないこととして書かれていること。
これは書かれていないと断言できるわけではないが、作中で語られることのないことなのでだれにも分からないことだろう。
だが、それがいい。
一つ一つの表情からは好きなのかなって読み取れるが、作中では好きと明確に書かれていない。けど、ハチベエのことは信頼しているし、多少は意識することもあった。……はず。
隠れていてよく分からないが、一瞬だけ分かるときがある。これがたまらなくいい。一種のチラリズムだろうか。
桐乃は自分が歌手になって転校しなければならないときは、だれにも涙を見せなかったが、ハチベエたった一人には涙を見せたのだ。それくらいハチベエには信頼を置いている。
話は少し変わる。
恋は盲目という言葉がある。その名のとおり、盲目状態ならたとえ本当に信頼している間柄じゃなくても、そいつの胸で泣けるということがあったのかもしれない。だけど、それは本当に信頼しているということではないのだろう。だって盲目なのだから。
盲目的な恋でなく、ちゃんと地に足が着いた恋というのはよく分からない。今の俺のレベルだと恋するキャラより信頼するキャラのほうが好感度が高いように見えるのだろう。
で、話は戻るけど、結局は桐乃って見た目が幼女キャラだよね。見た目が愛らしければウマイです、もうそれでいい。これで忍者の末裔で日本一の強さで、しかも日本を裏から支える人間という大きなバッググラウンドがある。設定だけで萌える。小さいキャラに大きい武器を持たせることに似たところがあると思う。
でもさ、アニメ化したりドラマCD化したりして、桐乃の声を聞くとぜったいがっかりするんだろうな……。低音ハスキーヴォイスを出せる声優はいるかもしれないけど、俺の脳内音声の声じゃないだろう。うちに飼ってる猫の声がちょうど俺の想像する低音ハスキーヴォイスなんだよね。
さて、好きなキャラについては語り込んだし、本題に移ろうか。
物語は途中までいい設定のお話だと思った。ラブひなのような女子寮に生活でハーレムハーレム、というところではなくて、主人公がフェチシストだという設定だ。この設定が最後まで一貫されていて、しかも設定のせいで主人公が悩む、というストーリーラインだ。
なんだかラブひなのパクリとか騒いでいるけど、ただ舞台が女子寮ってだけじゃないか。舞台が女子寮ならそりゃハーレムになって当たり前だろうに。話を面白くするための舞台に過ぎないのだから、細かい設定を気にしていたらきりがない。ほら、女の子が住んでいるところに飛び込んじゃった男の子の話で極端なのは「流されて藍蘭島」だから、伝えたいものによって舞台や設定はちょこちょこ変わんねん。
で、俺もラブひな読んでみたわけよ。こりゃあ、キャラが被ってるんだよな。似通った部分が多いというか、キャラ同士の立ち位置が一緒じゃないか。パクリではないんだけど、パクリと言われておかしくないよなあ……(スゴク パクリ ミトメタクナイ)。
物語は最後が急展開でドタバタ……というより、しっちゃかめっちゃか。これまで積み上げてきた話を無駄にするような残念な終わり方だ。1巻から3巻あたり(ハイジが登場するあたり)まではネタが面白くて物語に引き込まれていたが、だんだんとネタが面白くなくってくる。話の展開が単調になってくることはネタがネタだけに仕方のないことだ。恋に進展がなければ、他のキャラとの絡みで補っているように思える。実際、恋の進展は最後まであまりしていない。だからこれはラブメインじゃなく、コメディメインの話だと思う。なのにネタが恋しろ恋しろという殺気じみたオーラを発しているから、作品内で違和感とじれったさを感じさせることが多い。俺が求める「笑えてストーリーの面白い物語」には遠い。
上ですごい熱く話しているフェチシズムだけど、少年誌に載せる漫画で扱うネタにはふさわしくない。オタクとかは好んで読むようなものでも、あくまでサンデーは少年誌なのだからそこいらの線引きはしてもらいたかったな。最近、オタ向け作品が目立つサンデーだけど、これはまずかったなぁ。
絵はとても綺麗だった。絵だけで読んでいけるレベル。
漫画はよく分からん。
俺にはまだまだ修行が必要なようだ。
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