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◆ネタバレ紹介
短編集なので、一作ずつ紹介します。
「葵DESTRUCTION!」
主人公の実父葵(38歳)は見た目女子中学生で、妻はレディースの番長。道場の管理人をしている。
基本的に葵に近づく悪い男どもを主人公が蹴散らす。
葵の再婚の話となり、主人公は再婚を阻止しようと試みる。しかし、葵は再婚相手と楽しそうにしていたので、主人公は、その楽しさを俺は奪えない……! と再婚の邪魔をすることを中止。
しかし、再婚の話はただの話というだけで終わり主人公は拍子抜けする。しかも相手は美人の女性だと思っていたが実は男だった、というどうでもいいオチ。
「古書店夜光奮戦記」
原案:吉永タタミ
古書店で働く主人公は、実は本にまつわる妖怪を退治する力を有していて、その力で妖怪を退治する話。
「フルスクラッチ・エイジ」
校内一イケメンの主人公は、実は過去にキモオタであった。その過去を知るオタク少女が現れ、主人公はオタク少女を口止めするためにオタク少女と親密になる。オタク少女は不良に自分の大切にしているガレージキットを壊されてしまう。主人公は自分の本性を隠して、自分に嘘を吐いて生きていたとなぜか思い知り、自らもキモオタ宣言。
「音禰のないしょ」
原作:中山文十郎
女剣士が手にした刀は、実は元々人間で、女に敏感な刀だった。女剣士は父の残した道場を守ることに必死になっていたが、刀の未練の話(好きな子がいて、会えることをうきうきしている間に殺されてしまったこと)により、道場を藩の子供たちの練習場に使わせてやると決心する。道場を狙う悪党どもを倒すバトルもあった。
◆感想
突飛な設定もいいが……。
中身はそこまで面白いというわけではありませんでした。
設定が強すぎて、元から薄っぺらい中身がもっと薄っぺらくなってしまった印象のある「葵DESTRUCTION!」。
薄っぺらーい中身ですが、それなりにコメディもやっていてニヤリとできます。コメディ自体は面白い反面、マジメな部分はとてもつまらないです。
「古書店夜光奮戦記」はご都合主義すぎます。井上氏の漫画は主人公チートですが、この作品はそれがより際立って見えました。
あと、主人公は妖怪が苦手という設定が冒頭に提示されていたようですが、いざ妖怪が登場してもあまり怯えているようには見えませんでした。
他の作品とは違い、絵のタッチが少年漫画的でした。
「フルスクラッチ・エイジ」は井上氏らしい作品でしたね。これも主人公の言動に疑問が浮かんでしまいました。キモオタからイケメンになったのは、自分の意思でなったのだし、なにも趣味を捨てたことが苦痛だとは感じていなかったのに、作中でいまさら苦痛を感じているのか不思議でたまりません。
エロイムエッサイムな刀が登場する「音禰のないしょ」。
女の裸を見ると、大きく硬くなる刀です。男を切ろうとするとフニャフニャになります。でもここぞというときには活躍してくれます。
これは特に腑に落ちない点はありませんでした。むしろ面白かったです。
エロ刀の担い手の少女がかわいいです。
全体的にコメディは多いので、楽しめます。
しっかりとした物語は美鳥の日々以来拝めていないですが、井上氏を応援したいです。
短編集なので、一作ずつ紹介します。
「葵DESTRUCTION!」
主人公の実父葵(38歳)は見た目女子中学生で、妻はレディースの番長。道場の管理人をしている。
基本的に葵に近づく悪い男どもを主人公が蹴散らす。
葵の再婚の話となり、主人公は再婚を阻止しようと試みる。しかし、葵は再婚相手と楽しそうにしていたので、主人公は、その楽しさを俺は奪えない……! と再婚の邪魔をすることを中止。
しかし、再婚の話はただの話というだけで終わり主人公は拍子抜けする。しかも相手は美人の女性だと思っていたが実は男だった、というどうでもいいオチ。
「古書店夜光奮戦記」
原案:吉永タタミ
古書店で働く主人公は、実は本にまつわる妖怪を退治する力を有していて、その力で妖怪を退治する話。
「フルスクラッチ・エイジ」
校内一イケメンの主人公は、実は過去にキモオタであった。その過去を知るオタク少女が現れ、主人公はオタク少女を口止めするためにオタク少女と親密になる。オタク少女は不良に自分の大切にしているガレージキットを壊されてしまう。主人公は自分の本性を隠して、自分に嘘を吐いて生きていたとなぜか思い知り、自らもキモオタ宣言。
「音禰のないしょ」
原作:中山文十郎
女剣士が手にした刀は、実は元々人間で、女に敏感な刀だった。女剣士は父の残した道場を守ることに必死になっていたが、刀の未練の話(好きな子がいて、会えることをうきうきしている間に殺されてしまったこと)により、道場を藩の子供たちの練習場に使わせてやると決心する。道場を狙う悪党どもを倒すバトルもあった。
◆感想
突飛な設定もいいが……。
中身はそこまで面白いというわけではありませんでした。
設定が強すぎて、元から薄っぺらい中身がもっと薄っぺらくなってしまった印象のある「葵DESTRUCTION!」。
薄っぺらーい中身ですが、それなりにコメディもやっていてニヤリとできます。コメディ自体は面白い反面、マジメな部分はとてもつまらないです。
「古書店夜光奮戦記」はご都合主義すぎます。井上氏の漫画は主人公チートですが、この作品はそれがより際立って見えました。
あと、主人公は妖怪が苦手という設定が冒頭に提示されていたようですが、いざ妖怪が登場してもあまり怯えているようには見えませんでした。
他の作品とは違い、絵のタッチが少年漫画的でした。
「フルスクラッチ・エイジ」は井上氏らしい作品でしたね。これも主人公の言動に疑問が浮かんでしまいました。キモオタからイケメンになったのは、自分の意思でなったのだし、なにも趣味を捨てたことが苦痛だとは感じていなかったのに、作中でいまさら苦痛を感じているのか不思議でたまりません。
エロイムエッサイムな刀が登場する「音禰のないしょ」。
女の裸を見ると、大きく硬くなる刀です。男を切ろうとするとフニャフニャになります。でもここぞというときには活躍してくれます。
これは特に腑に落ちない点はありませんでした。むしろ面白かったです。
エロ刀の担い手の少女がかわいいです。
全体的にコメディは多いので、楽しめます。
しっかりとした物語は美鳥の日々以来拝めていないですが、井上氏を応援したいです。
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